C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

【命の大切さを考える】この世界の片隅に

オススメ度★★★★★

<テーマ>戦争、命、家族


映画『この世界の片隅に』予告編

話題になっている映画です。ロングラン上映中ですよね。

かつて、友達の家にこの原作に当たる漫画が置いてあって、読んで密かに衝撃を受けたのを覚えています。

近所の映画館で公開していましたので観てきました。

18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。

夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。

ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。

1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。

ロングラン上映中! 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト

 

町山智浩 解説

私の大好きな映画評論家町山智浩さんも絶賛していました!

時に町山さんの解説は作品を超えるほど面白いです(笑)

これも必聴です!


【必見】町山智浩 映画「この世界の片隅に」 ネタバレ無しでご紹介

 町山さんの解説の中で印象的だったのが、「カブトムシが砂糖を食べてるのに何で人間は砂糖を食べれないの?」というところです。

戦争で悲惨なシーンほど、自然の豊かな風景が映し出されます。

人間がいかに愚かなことをしているかということが伝わってきます。

作り手のメッセージが伝わってきます。

 

私の印象に残ったこと

私が一番印象に残ったのは、嫁ぎ先のお姉さんと主人公すずのコントラストです。

お姉さんは自分の意思で、人生を一生懸命生きる。

すずは置かれた環境で、人生を一生懸命生きる。

どちらが正解というわけではありません。

しかし、どちらも一生懸命に生きているということが大切なのではないでしょうか。

与えられた命を一生懸命に生きるということは美しいものだと思います。

命を大切に生きていきたいと思いました。

環境のせいにしては人生がもったいないです。

自分にできるベストを常に目指して生活していきたいです。

 

【ホームルームで使える】生徒が食いつく未来動画

下の動画は2005年にマイクロソフトが発表した銀行のFuture visionです。


Banking Future Vision

動画を見ると

スマホ(タッチパネル無し)

GPSでモニタリング

・顔認証

・薄型テレビ

・タッチパネルの巨大ディスプレイ

タブレット

・data送信←Air dropみたいな感じか

というような技術が見られます。

どれも2017年現在から見ると、少し古臭いイメージです。

つまり、Furture Visionを見れば、将来どのような技術ができて行くのか予想できると思います。

ワクワクしますよね。数十年後にこんな技術ができるのか!と思えるんです。

CorningというアメリカのガラスメーカーからのFuture Visionです。

コーニング(英:Corning Incorporated )は、アメリカニューヨーク州に本社を置く世界最大級のガラス製品メーカーである。1851年にエイモリー・ホートン(英:Amory Houghton)によって創立され、一族による経営が100年以上続いた。現在の主力製品は液晶ディスプレイ用ガラスパネル、望遠鏡ガラス、光ファイバーなど。

コーニング (企業) - Wikipedia

2012年に発表された動画です。


A Day Made of Glass 2: Same Day. Expanded Corning Vision (2012)

・浮き上がる液晶画面

・カーテンの役割をするガラス

・鏡のディスプレイ

・服や靴を自動で準備

・車とタブレットスマホの同期

・巨大電子黒板

・生徒一人一人にタブレット

・机が液晶画面に

・その場にいない患者の手術

・AR(Augmented Reality;拡張現実)で恐竜が蘇る

・宿題はタブレット

もはや技術を言葉で形容しがたいです。

こんな技術にあふれた未来が来るなんて想像できますか。

正直、私には想像できないのですが、マイクロソフトの2005年の動画を見た後なら、来るかもしれないなと感じてしまいます。

 

ホームルームで生徒に見せると目を輝かせて見てくれます。

2005年の未来動画が現実になっていて、説得力が増します。

生徒に明るい未来を想像させることは大切ではないかと思います。

暗いニュースばかりじゃ心も疲れます。

明るいニュースもたくさん見せてあげたいですね。

 

科学技術の発展とともに、便利さゆえに、忘れてしまうことも多くなるのが怖いなとも思います。

めんどくささから忍耐力は身につくとも思いますし。

忍耐力がいらない世界がやって来るのでしょうか。気になります。

 

快適な日々を過ごすために、私が大切にしている4つのこと。

今回の記事は、なぜか話し言葉になってました笑

新任の先生を見ていて、昔の自分を思い出しました。

昔はとにかくガムシャラで、右も左もわからず、毎日大変だったなあと。

文句も言わず、ただ良い授業を目指して、時間を費やしてました。

とても大切な下積み時代だったと思います。

ただ、良い授業には完成がなく、生徒の変化とともに、良い授業も流動的です。

より良い授業を目指して、学び続けなければなりません。

教員生活わずか7年ですが、つらつらと思っていることを書き連ねました。

私の29年という短い経験の中で4つの大切にしていることです。

教員のみならず、新入社員にも共通することではないかとも思います。

 

頑張りすぎない

心が折れない方法は頑張りすぎないこと。

日々のできることを積み重ねる。

頑張りすぎる人は、例えるなら追越車線でガンガン抜いていくような人だと思う。

でもそれをしてると、疲れて休憩が多くなる。

結果、追越車線で走らない人と大して変わらないことはよくある。

だから、自分の心地良い速度で走り続けることが大事だと思う。

できることは限られている。優先順位をつけて確実に一つ一つやり遂げる。

それが一番。慌てなくていい。

自分が思っているよりもふだん無駄な時間をすごしているものだ。

時間を大切に使えば、きっと仕事は終わる。

でも、たまに少しだけ頑張ってみるのもいい。

そうすれば、自分の限界ラインが伸びてくるんじゃないかと思う。

ブログの更新にしても、一日一記事。

もっと書ける日もあるけど、下書きに貯めておく程度でいい。

仕事にしても、心を病むほど頑張ってはいけない。

病気にならないでいてくれる方が、ずっと職場のためになる。

手を抜けといっているわけではない。

ベスト+1を尽くせばいい。ベスト+10なんかを目指すと潰れてしまう。

教師に元気がないと、生徒も心が晴れない。

 

GIve & Take

Give & Takeってよく聞く言葉だけど、みんなTakeのことばかり考えている気がする。

でも、この言葉ってGiveが先に書いてあることが重要なんじゃないの?

まず、与えなさいってそうすれば受け取れるよってことじゃない?

正解は知らないけれど、私はそう思っている。

人にできることって何かなとアンテナ張ってみると色々浮かんでくる。

このblogも、自分が何か発信できる情報がないかなって思ったことがきっかけだ。

そうすれば、人の輪が広がるかもしれないし、記事に対して反応があれば勉強にもなる。

自分ができるGiveを探して、実践していけば、有意義な人生に自ずとなるんじゃないかな。

でも、無理はしてはいけない。自分にできるGiveで十分だ。

本を読んで感想を呟くことも十分Giveだ。

誰かにものを貸してあげるのもGive。

小さなGIveを重ねていけば、たくさんTakeが待っているかもしれない。

 

助けを求める

自分を大きく見せるために、自分の能力以上の仕事を受け持つこともある。

その心意気は成長のために大切だと思う。

ポストが人を成長させるという言葉をどこかで聞いたことがある。

例えば、最初から部長の能力がある人はまれで、部長という役職を通じ、失敗を重ねながら、部長らしくなっていく。

できないと思ってチャレンジしなければ、いつまでたってもできない。

失敗して、経験を積んで、成長する。これは頑張りすぎとは言わないと私は思う。

できる範囲で一生懸命やればいい。

力以上の仕事を受け持つとき、孤独に一人で戦わないことだ。

同僚の力を借りることが大切だ。

わからないことはしっかり考えて、質問する。

自分でできる範囲のことをしてから助けを求めれば、力を貸してくれる人は多い。

できることを怠ってすぐに助けを求める人がたまにいるが、それは相手の時間を奪う悪い行為だと思う。

人の時間は命の時間だ。

無為に相手の命を奪ってはいけない。

精一杯のことをして、助けを求めよう。

Takeを先にするときには礼儀があるのだ。

 

早寝早起きをする

夜更かしせずに早く寝よう。そうすれば、早起きできる。

早起きしたら、自分が一番やりたいことをしよう。

それが仕事についてかもしれないし、趣味についてかもしれない。

私は22時に寝る。

20時半くらいに退勤するから決して早く帰っているから22時に寝れるというわけではない。

22時に寝ると決めているので、ダラダラ夜更かしせずに無理やり寝ている。

朝4時半に起きる。

シャワーを浴びて、5時くらいから活動を開始する。

英文を音読する。そうすると頭が冴えてくる。

興味のあることを調べる。読書をする。

7時になると、出勤の準備をする。

活動開始してから出勤までの2時間は、本当に贅沢な時間だと思う。

自分が心のそこからやりたいことをする時間だから。

自由になれるときなのだ。

もしかしたら、早起きしなかったら悪い意味で人生が変わってるんじゃないかなと思う。

充実感はポジティブにしてくれる。

人付き合いは悪い方かもしれないけれど、私はこのライフスタイルが好きだ。

 

 

・頑張りすぎない

・Give & Take

・助けを求める

・早寝早起きをする

これが私の大切にしている4つのことです。

もっと大切なことがあるかもしれません。私が見えていないだけかもしれません。

それを知ったとき、多分とても嬉しい気持ちになることでしょう。

その日まで、アンテナを張っていたいと思います。

 

 

 

 

【映画】『幕が上がる』青春とは何だ?!

オススメ度★★★★☆

<テーマ>部活、青春、演劇


ももいろクローバーZの青春映画!『幕が上がる』予告編

 

紹介 

2015年2月28日に公開。原作は劇作家・演出家の平田オリザ2012年の小説「幕が上がる」。

踊る大捜査線シリーズ」「サマータイムマシンブルース」などの本広克行(かつゆき)が監督を務め、「世代年代を問わず幅広い方々に共感し感動してもらえる青春映画」を目標に制作されました。

脚本は今一番若者の言葉をリアルに書けると言われている「喜安浩平」が担当。

代表作は僕も大好きな「桐島、部活やめるってよ」。

キャストはももいろクローバーZ百田夏菜子玉井詩織佐々木彩夏有安杏果高城れにの5人に加え、黒木華ムロツヨシらが務めました。

弱小演劇部の日々を描き、「あきらめない心」や「不安感」の正体に迫るストーリー展開。

事前に主演の5人に対して、平田オリザの約25時間の演劇ワークショップが実施され、クランクアップまで4か月に渡るスケジュールが組まれるなど、手間と時間をかけて製作されたのが特徴。

 

平田オリザさんについて

公開された年に、平田オリザさんの演劇「冒険王」を見に行きました。平田さんの演出の特徴である同時多発会話を見られて良かったです。

平田のいう「同時多発会話」とは、ある一つの場所で複数の会話が同時進行する現象を指している。例えばそれには、何人もの人間が同時に発話し、しばしば「聴取不能」とされてしまうような、パーティー会場で起こっている会話などが挙げられる。

ここで平田が目指していることは、既に台本のなかで完成されている会話を舞台上で再現することではなく、一人ひとりの登場人物の行為が複雑に絡む、会話の生成過程そのものを舞台上でリアルに構築することである。

平田オリザの演出(修士論文の概容)

普段演劇に馴染みのない私ですが、(文化祭で指導する程度)冒険王は興味深い内容でした。

あらすじは、海外の安宿で、そこに宿泊する多種多様な日本人と出会うというものです。

海外生活をする者は、皆、大きな夢を描いて海外に飛び出すんですのですが、現実に直面し、その夢を忘れてしまうのです。

そして、安宿で怠惰な生活を送っている。

つまり、みんな最初は冒険王なのです。

そんな皮肉を感じました。

 

また、平田さんの高校生対象の演劇ワークショップも見学させていただいたこともあります。

まず声を出すことから始められていました。

そして、どうすれば声を出す環境を自然に作れるのか、考えさせていたのが印象的でした。

 

映画について

地区予選敗退。最後の大会を終えた先輩たちに代わり、部長として富士ヶ丘高校の演劇部をまとめることになった高橋さおり(百田夏菜子)。

「負けたらヤなの!」と部員の前で意気込むさおりだが、悩める日々が続く。

どうやったら演技が上手くなれるの?演目は何にすればよいの?「わからないー!」そんな時、学校に新任の吉岡先生(黒木華)がやってきた。

元学生演劇の女王だったらしい!美人だけどちょっと変わったその先生は、地区大会すら勝ったことのない弱小演劇部の私たちに言った。

「私は行きたいです。君たちと、全国に。行こうよ、全国!」気迫に充ちたその一言で、彼女たちの人生は決まる。

演目は「銀河鉄道の夜」、演出は部長のさおり。

演じるのは、看板女優でお姫様キャラの“ユッコ”(玉井詩織)黙っていれば可愛い“がるる”(高城れに)一年後輩でしっかり者の“明美ちゃん”(佐々木彩夏)そして演劇強豪校からのスーパー転校生“中西さん”(有安杏果)らの部員たち。

吉岡先生と、頼りない顧問の溝口(ムロツヨシ)と共に、富士ヶ丘高校演劇部は、見たことも行ったこともない、無限の可能性に挑もうとしていた。

映画『幕が上がる』公式サイト

 

 

ザ青春映画ですね。

ストーリーでね、大衆受けすると思うんですよ。

ある程度の満足度を得られるみたいな。

ただ、結構セリフがズーンっと胸に突き刺さるものが多くて、たとえばさおり部長の言葉で

「一生懸命やるだけじゃダメだ。一生懸命やって、一生懸命やっている自分たちに酔いしれてるだけじゃダメだ。」

これとか部活とか勉強とかやっててありがちじゃないですか?

 

他にも吉岡先生のセリフで

「本当に、本気を出すってこと。もちろん、いままでも本気で頑張ってきたんだろうけど、もう一つ上の、もう芝居しか考えられないって感じになるってこと。で、それは、たぶん、いままでみたいに、楽しいだけじゃ済まないかもしれないってこと。」

最後の楽しいだけじゃ済まされないってところ。

これって何かを成し遂げるときには避けては通れない道だと思うんですよ。

夢を追いかけるにしても、大学受験するにしても…。

 

原作との違い

実は、私は原作の方がテーマが深かったと思っていて、「銀河鉄道の夜」という題材と自分たちの現実とのつながりが、映画では伝わってこなかったんです。

なぜ銀河鉄道の夜を演劇したのかというところをしっかり伝えないと、この映画のメッセージに欠落ができてしまう。

原作では伝わってきたんたんですよ。

要は日常の「不安」を表現したかったてことじゃないかなと思うんです。

原作にはこんな言葉があります。

「私たちの頭の中は、銀河と同じ大きさだ。でも、私たちは、それでもやっぱり、宇宙の端にはたどり着けない。私たちは、どこまでも、どこまでも行けるけど、宇宙の端にはたどり着けない。どこまでも行けるから、だから私たちは不安なんだ。その不安だけが現実だ。」

つまり、私たちの頭のなかすなわち舞台ならどこまでも行ける。

だけど、宇宙の端にたどり着けないように、完成がない。

だから不安を抱き続ける。

それが自分たちの部活を通して過ごした「現実」なんだ。

彼女たちにとって、銀河=舞台なんですよ。

だから、銀河鉄道の夜はどんな「恋愛」などを扱った演劇よりも、リアルだと思えた。

すごく納得いくんです。

それが映画で伝わってこなかった。非常に残念です。

 

ただ、この部分があまりにも私にとって納得いかなかったから原作も読み直しましたし、いろいろ関連書籍を読むきっかけになりました。

そういう意味で、幕が上がるをより深く楽しむきっかけをもらった映画です。

なんだかんだ言ったって映画っていいなぁと思えた映画です。

中高生に是非、見せてあげたい映画だと思います。 

 

曖昧な気持ちで留学しようとしている人必読『留学で夢もお金も失う日本人』

 

留学で夢もお金も失う日本人~大金を投じて留学に失敗しないために~ (扶桑社新書)
 

 リーマンショック以降、アメリカ留学費用はうなぎのぼりで、お金が足りなくて、退学する学生が増えているというショッキングな内容でした。

失敗しない留学が何なのか示唆しています。

本書は、商売っ気が無く、好感が持てる内容でした。

中途半端な気持ちで留学という選択肢を選ぶなというメッセージが伝わってきます。

留学を失敗しないでほしいという著者の想いなのだと思います。

これからの社会は英語ができることくらいが武器になるような、そんな甘いものではない。それより知り合いもいないアメリカに一人で渡って自分の力で生きていくことで自信を持つことのほうが、よほど大きな力になる。狭い日本の固定観念に縛られず、世界の価値観に触れることで自分の世界を広げて欲しい 。

 これは、留学を希望した親の言葉です。

日本人の留学生の目的は「英語を話せるようになること」が第一位にあがるらしいですが、世界の留学生の目的の第一位は、「学位をとること」らしいです。

英語を話せるようになることで満足しているという日本人の実態は、世界の学生たちとの意識の差を感じます。

はっきりいっておきたいのですが、大学のブランドでその人の価値が決まると思っているのは日本人だけです。アメリカ人は大学名やレベルにこだわりません。いい大学を出ているからいい会社に入って一生安泰という社会ではないからです。自分の価値をより高めたいと思ったら、大学院に入って学位を取得し、専門性を高め、アピールポイントを増やしていく。それがアメリカ人の考え方です 。

 日本人はブランド志向が強いですが、これからの世の中実力が問われていくでしょう。学歴も一つの人間を表す指標ですが、一面にすぎないと思います。実力をつけることが求められます。そんな意識をアメリカの学生は持っているというのです。

インターネットに頼るのではなく、もっともっと自分の目で、自分の肌で、自分の足で世界を見、感じ、これからの人間の生き方を考える若者を育てなければなりません。 

 テクノロジーの発展により、実体験が軽視されつつあります。VRなどもそれを促していくと思います。しかし、実体験こそ心に残るのではないかと思います。苦しみ、喜び、心を働かせてこそ、身についていくと私は思います。

 

本の処分方法

オススメ度★★★★☆

読書が趣味の人は本の処分に困りますよね。

私も本で溢れた日々を送っていました。

整理のコツはとにかく「捨てる」こと。

でも、捨てられない。

そんな方へ、電子書籍を勧めたいと思います。

漫画はもう紙では買いません。全て電子書籍です。

漫画はかさばりますからね。

雑誌も紙では買いません。

それでも電子書籍でなかったりするものは買いますが。

この春は本棚の本を大処分しました。

ダンボール5箱分。

この量どうしたものかと思いましたが...。 

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

 

 これで全てPDF化しました。

かなりの時間を要しましたが、休日と平日にコンスタントにやっていくと意外にもストレスをあまり感じずにできました。

疲れたら、やめるの繰り返しで、毎日やることが大切です。

本棚が片付くととても気持ちの良いものです。

本当に大切な本だけが見えてきます。半年に一回は本棚の整理をした方がいいですね。

 

整理するコツは、やはり捨てることです。

収納器具を買う暇があったら、絶対捨てる方が良いです!

 

時間に対する考えが変わる『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』

 

自分の時間 (単行本)

自分の時間 (単行本)

 

 

アーノルド・ベネットの著作の中で最も読まれていると言われいるものです。

アーノルド・ベネット - Wikipediaで、詳しくベネットについての説明がされいます。

私自身、時間の使い方について、かなりアバウトに感覚的に生活していました。

この本を読んで、時間に対する考え方が変わりました。

まず、一日24時間をどう使うか、毎日考えるようになりました。

だらだらとネットサーフィンをしたり、夜更かしをする時間が減りました。

 

以下、私がこの本を読んで学んだ3つのことです。

「朝早く起きる」

あなたのエンジンを日常の仕事に使う前に(あとではない!)、まずそれ以外の何かに使うのだ。

簡単に言えば、「朝早く起きる」ということである。

「それは無理だ、夜早く寝ることはできないし、そんなことをしようものなら家族全体の生活を狂わせてしまうことにもなりかねない」

と、あなたはおっしゃるかもしれない。

だが、夜に早めに床につくことは、やってできないことではないと思う。早起きを続けた結果、睡眠不足になったとしても、そのときはそのとき。

 私は、この言葉を信じました。そして、22時に就寝するようにしました。

6時間寝れば十分だと思ったので、4時半に今起きるようにしています。

出勤は7時なので身支度などをふまえても2時間、自分の時間を手に入れました。

この2時間は、私に充実感を大いに与えてくれるものになりました。

早く起きるコツは、早く寝ることでした。

早寝早起きと昔から言いますが、この言葉の意味を初めて知った気持ちです。

この言葉は偉大だと思いました。

 

金持ちも、貧乏人も等しく24時間という一日を平等に与えられている

朝、目覚める。すると、不思議なことに、あなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている。 

 金持ちも、貧乏人も等しく24時間という一日を平等に与えられています。

その時間をどう使うのか、それが自分を作ります。

なりたい自分を作るのは、与えられた時間をどう使うか、自分次第ということです。

そう考えるだけでワクワク一日を過ごせませんか?

今日一日どんな成長ができるか。日々の生活が充実します。

 

つまらない成功はつまらなくない成功をもたらすかもしれない

失敗者の多くは、あまりに多くのことを企てすぎて失敗したのだ。

したがって、「1日24時間という小さく限られた範囲の中で、充実した快適な生活をする」という大事業にとりかかるにあたっては、早々に失敗するという失態だけは何としても避けなければならない。

とにかく、この大事業に関しては、華々しく失敗するほうが、つまらない成功を収めるよりましだという考えには賛成できない。つまらない成功で大いに結構だ。華々しい失敗からは何も生まれないが、つまらない成功はつまらなくない成功をもたらすかもしれないのだ。 

 日曜日くらい8時間寝ても良いと思っています。完璧主義に陥るとなかなか心が持ちません。

それでも、以前の怠惰な生活に比べたらマシだと思って、切り替えて1日を大切にするという姿勢を崩さないことが大切です。

忙しさに心をなくしがちですが、リラックスしながら、コーヒーを飲み、読書をして心をリセットできたら、いいんじゃないでしょうか。

長期の計画(=大事業)は、多くを望みすぎず一歩一歩着実に前に進むことが重要です。

 

当たり前のようなことかもしれませんが、なかなか実行できている人は少ないかもしれません。

私も、最初は新鮮味のないことだと思って半信半疑で実行しました。

今、私の生活はとても充実していると思っています。

自分の時間を手にいれたからです。

今まで、私は忙しさを言い訳にしていたと感じました。

変わろうと思えば、人は変わることができる。やるかやらないかです。