C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

いじめについての知識をつけるために最初の一冊「いじめと戦おう!」

 

いじめと戦おう!

いじめと戦おう!

 

 「まなびと!」さんのblogを読んで、即購入いたしました。

manabito.hateblo.jp

いつも勉強になり本当にありがたいです。ぜひまなびと!さんのブログをお読み下さい。

 

ちやみに「振り返りジャーナル」についてもまなびと!さんが触れていらっしゃって購入いたしました。

勤務先では、生活の記録をするノートが義務的に渡されています。

生徒は「書かされている」「提出しないといけない」という低いモチベーションで取り組んでいるので、どうにか解決の糸口がないかと読んで見ました。

またこれについても記事にしたいと思います。

 

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

 

 

今回は「いじめと戦おう!」についてです。

生徒目線で読みやすい本でした。

本記事では私がこの本から学んだことを書いていきたいと思います。

 

いじめと戦おう!から学んだ3つのこと

①クラスの人たちを味方に変える

周りの子を味方につけられれば、いじめてはダメじゃないかと思わせることができるでしょう。

それをどうやって行うかが具体的に示してありました。

こんなことをやってみよう

・教室の掃除をいっしょうけんめいする

・体育の時間の道具を出す、片づける

・何かプリントを配る、運ぶ

つまり、クラスの人たちの役に立つことをすすんでやってみるのです。

これは、良い作戦だなあと思います。

Give&TakeのGIveを行うということです。

長期的に見れば、きっと見てくれている人がいるはずです。

 

②悪口は気にするだけ損

悪口は防げません。人間、生きていればどんな人でも悪口は言われます。だから、気にするだけ損です。傷ついたり、悲しくなったり、くやしくなったりするだけ損します。

雨が降ってきたとき、「くそう…なんで雨が降るんだ…」と、ぼーっと立っていたら、ずぶぬれになってカゼをひいてしまいます。いくらくやしくても、降るときは降ります。だまってかさをさしてやりすごしましょう。

 学校という狭い世界が全てになりがちな学校生活なので、悪口とか信頼できる友達がいないというのはとても辛いことですよね。

卒業して大学生くらいになると広い世界で生活していきます。外を見れば自分の居場所が見つかるはずです。その日までどうか、自分を閉ざさないでほしいです。

 

③言ってほしいこと

「あなたは悪くない」と、何度も何度も言ってほしい。

とにかくだきしめて、泣かせてほしい。(24歳)

つらいとき、「自分は悪くない」と自己暗示をかけました。(26歳)

「だめな人間なんかじゃない」(22歳)

「何を言われても気にするな。今は友だちがいなくても、いつか必ずすてきな友だちができる」(19歳)

いじめることは、はずかしいことだけど、いじめられることは強さ象ちょう。(15歳)

いじめられることは、はずかしいことではない。(18歳)

よくない状況のとき、人って頭の中で悪いことばっかりぐるぐると回ってしまうと思います。だからそんな状況の人には、その人を認めるような言葉がけが必要なんだと思います。

 

最後に、教師の中でいじめを経験してきた人って少ないのではないでしょうか。

私自身、経験がありません。だからそんな状況のときどんな言葉をかけていいかわからないことが悩みでした。

この本を読んで考えさせられましたし、もっと知らなければならないなと感じました。