C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

幸せとは何か?ハーバード大学の研究とGottmanの研究から見えてくるもの

私たちを幸せにするのは何か?という問いにハーバード大学が七十五年間かけて724人の人たちを追った研究があることを知りました。

2015年にTEDでプレゼンテーションされて有名になったのでご存知の方は多いかもしれません。

この教え— 親密で良い関係は 包括的に 私たちに益となっているという教えは 今に分かった事ではありませんね 何故そんな関係は築き難く 無視され易いのでしょう 誰もそうですが 私たちは手っ取り早く 手に入れられる 生活を快適に維持してくれるものが 大好きです 人間関係は複雑に込み入っています 家族や友達との関係をうまく 維持して行くのは至難の業です その地道な努力は地味で その上その仕事は 死ぬまで続きます 75年間に渡る研究で 定年退職後 一番幸福な人は 仕事仲間に代わる新しい仲間を 自ら進んで作った人達です 最近の調査での 新世紀世代のように この研究の参加者の多くは 彼らが青年期に入った時名声や富や業績が 良い生活をするには 必要なものだと 本当に信じていましたが 75年もの間 我々の研究で 繰り返し繰り返し示されたのは 最も幸せに過ごして来た人は 人間関係に頼った人々だという事した それは家族 友達や コミュニティだったり様々です

ロバート・ウォールディンガー: 人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から | TED Talk Subtitles and Transcript | TED.com

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幸せとは何?と聞くとどんな答えが返ってくるでしょう。

お金?

結婚?

仕事?

学歴?

夢?

 

その答えは、良い人間関係を築くことです。

家族をはじめとする暖かい関係こそが幸せだというのです。

このプレゼンテーションを聞いて多くの人が納得すると思うのですが、良い人間関係を築くにはどうしたら良いのでしょうか。

 

Gottmanという心理学者がいます。

ジョン・ゴットマン(1942年4月26日生まれ)は、心理学名誉教授であり、夫婦関係や結婚生活の安定性の研究で知られている。ゴットマンは科学的かつ直接的に夫婦の観察を行い、それを同僚が要約して論文として発表した。ゴットマンとその他の研究者らによるこうした研究の成果は、人間関係を害する行動を避けて人間関係を改善するためのカウンセリング活動に応用される基礎的根拠となっている。ゴットマン博士は、ワシントン大学 (ワシントン州)の心理学の名誉教授である。ゴットマンは、妻ジュリー・ゴットマンと共に、非営利団体の研究所「The Relationship Research Institute 関係研究所」の責任者であり、営利企業セラピスト養成施設「The Gottman Institute ゴットマン研究所」の責任者である。

ジョン・ゴットマン - Wikipedia

彼は15分間夫婦の会話を聞けば、4年後に離婚するかどうか85%の確率でわかるという研究結果を出しました。

では、どのような会話タイプが離婚を招くのでしょうか。

A けんかしない

B 日常の会話が薄い

C 共通の趣味を持っている

D 深く自分を開示する

実は上のいづれでもないようです。

コミュニケーションの取り方が大切だと言います。

キーワードは批判しないということです。

批判をするとそれに対して感情的になります。

そしてだんだんと話がずれて、問題解決から遠ざかります。

良い人間関係を作るためにも批判せずに、相手に伝えることが大切でしょう。

 

最後に、上のプレゼンテーションから引用します。

最後にマーク・トウェインの言葉を 引用して終わります 一世紀以上むかし 彼は人生を振り返り こう書きました 「かくも短い人生に 諍い 謝罪し 傷心し 責任を追及している時間などない 愛し合う為の時間しかない それが例え一瞬にすぎなくとも」
良い人生は良い人間関係で築かれます。