C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

ザッカーバーグのハーバード卒業式スピーチの記事を読んで

www.huffingtonpost.jp

たまたまtwitterでこの記事のリンクが出てきて、クリックするととても興味深い内容でした。

ザッカーバーグハーバード大学を中退しているので、ハーバード大学の卒業式でスピーチをするなんて少し皮肉ですが、面白いところです。

スピーチの内容ですが、これからの世代を生きる人たちに刺激を与える内容になっています。

今日、僕は「目的」について話します。しかし「あなたの人生の目的を見つけなさい的なよくある卒業式スピーチ」をしたいわけではありません。僕らはミレニアル世代なんだから、そんなことは本能的にやっているはずです。だからそうじゃなくて、今日僕が話したいことは、「自分の人生の目標を見つけるだけでは不十分だ」という話をします。僕らの世代にとっての課題は、「"誰もが"目的感を人生の中で持てる世界を創り出すこと」なのです。 

 この意見に対して、私自身、自分のことしか考えてなかったと反省させられました。

生徒の夢を叶えることを教育の軸として考えていますが、まさに私がやっていくべきことがここで語られている気がしました。

夢≒目的なのではないでしょうか。

そしてこれは教員に限ったことではなく、人間に関わるべき全ての人に課される課題ではないかと思います。

大人・子供関係なく目的を与えるような人になることがこれからの世界に必要なことかもしれません。

さて、目的感は仕事からのみ来るものではありません。3つめの話は、コミュニティを作ることでみんなに「目的感」を与えることができるという方法です。そして僕らミレニアル世代が「everyone」という時、それは「(アメリカ国内だけでなく)世界中のみんな」のことです。

外国から来た人、手を上げてもらえますか?じゃあ、彼らと友達になっている人はどれだけいますか?・・・この通り僕らは「繋がっている時代」に育ってきたんです。

ミレニアル世代に、自分たちのアイデンティティを問うと、最も多い回答は「国籍」ではなく宗教でもなく民族でもなく、「世界市民」だという調査結果があるそうです。これは凄いことだ。

すべての世代が、「ぼくたち・わたしたち」という概念を押し広げてきました。僕らにとっては、ついにそれが世界中に広がることを目指しているわけです。

everyoneの話はとてもわかりやすいですね。普段何気なく使う言葉「みんな」も最近かなり広がりを持った意味を持ち始めています。

言葉というのが、我々の概念を表現した一部だということが強く感じられます。

いつしか「平和」とかそのような言葉の意味も変化していくかもしれません。

私たちの生きるこの世代にどんな言葉の変化が現れるか、それは私たちの日頃の行い次第ですね。