Chapter2-3「韓国人の友達ができたことについて」
韓国人の友達について
語学学校で友達になったルームメイトについて書きたいと思う。
日本で報道されているような反日感情を抱いたものには一人も出会わなかった。若い世代というのもあるかもしれないが、むしろ日本を絶賛してくれる。特に日本文化(日本食・アニメ・漫画など)の評価が高い。日本人の私よりよく知っている。
竹島→韓国人は韓国の領土だと思っているし、日本人は日本の領土だと思っている。
北朝鮮→南北統一を望むものもいれば、経済が混乱するという見込みで反対するものもいた。どうなることやら。
韓国人の英語について(1)
韓国の大学生はかなりTOEICの対策をするらしい(一部の話かもしれないが)。700点ないと卒業できないとも聞いた。ルームメイトは700点以上とっているらしいが、スピーキング力、特にfluencyに欠けていた。グラマーの知識はまあまああるが、ボキャブラリーは乏しい。韓国の英語教育も苦労していそうだなと感じた。
とはいえ、個人により能力のバラツキがあるのが実際で、スピーキング力の高い韓国人もたくさんいた。グラマーは結構適当だけど、発音もよく単語をつないで喋る猛者もいる。それで伝わってしまうのも面白い。昔、出会ったブラジル人がそうだったなと記憶が蘇った。彼は、発音がとても良かったので、日本人からすると西洋な顔立ちも相まって、いかにも英語を話しているように感じるから面白かった。
韓国人の英語について(2)
発音に関しては、韓国人の方が日本人よりも音を持っていると感じた。韓国語をいくつか教えてもらったが、微妙な音を聞き取るのが難しいと感じた。これには脳にインストールされている音の数が違うなと感じた。またいくつか面白かった現象があった。彼らのpastとfastの発音だ。日本人はpastを[pάːst]と発音するが、韓国人は[pˈæst]、fastを日本人は[fάːst]韓国人は[fˈæst]。そして、我々の英語がジャパニーズイングリッシュと言われるように、彼らの英語もまたコリアンイングリッシュだと感じる。人にもよるが、韓国語のアクセントの影響を受けてか、語尾が異様に強い。I don’t know.が「アイドンノォオ〜↑」。私は個人的に韓国人の英語のなまりは結構好きで、実際彼らのなまりが少しうつった気がしている。
総括
韓国人のルームメイトをはじめとする友人たちに非常に感謝している。彼らのおかげで二週間楽しく過ごせた。眠たい目をこすりながら、一緒に勉強したり、夜遅くまで、日本の文化や韓国の文化を語らい合ったりした思い出は忘れないだろう。そして、彼らは私以上に日本について詳しい部分もあったし、私自身もっと上手に日本について英語でしっかり説明できるようにしたいと思った。海外で生活する以上、日本の代表だという気持ちは忘れてはいけない。私の友達にとって、私は日本人で日本の印象を大きく左右する存在なのだから。