C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

IELTSの勉強を始めました。

イギリス大学院進学にIELTSのスコアが必須になりますのでIELTSの勉強を始めました。

6.5バンドを目指して頑張っていこうと思います。

IELTSにはAcademicとGeneralがあり大学院受験にはAcademicを受験しなくてはなりません。

英検の協会がコラボレーションしているみたいです。

IELTSの特徴とメリット

International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。

IELTSはブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同運営で保有する試験で、世界140ヵ国の1,000以上の会場で受験することができます。公益財団法人日本英語検定協会は、日本国内における実施運営及び広報活動をしています。

  • IELTSは16歳以上の方を対象にした試験です。

とりあえず、公式問題集というのを一通り解いていきます。

 

IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集

IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集

 

 受験予定

6月17日

8月12日

10月21日

2ヶ月に一回をペースメーカーにして受験していきたいと思います。

 

また、オンラインによる、IELTSのプライベートレッスンを考えています。

リーディング・リスニングは独学でなんとかなりそうですが、特にスピーキング・ライティング は独学では難しそうだと感じています。

勉強の仕方を見つけるまでオンラインで指導してもらうのが得策かと思っています。

今、私が注目しているのがDEVELOPというトロントにある語学学校のオンラインプライベートレッスンです。

developlanguage.com

日本人の講師なので、スムーズにIELTSに必要なエッセンスが得られるのではないかと思います。

英語のスピーキングが苦手なので、いきなり英語話者から習うのはハードルが高いのではないかと感じているからです。

早速カウンセリングの予約をしてみます。

 

進路の可能性を広げる上で大切なこと

benesse.jp

上の記事で思うことがあります。

将来の進路を選択するにあたって、「自分は社会にどう貢献したいのか」を考えることも大切です。こうした考えを深めるためには、ロールモデル(行動や考え方の規範となる人)との出会いも重要。最近は、NPO活動家や起業家として社会貢献に取り組む若者も増えています。もしかしたら、地域貢献に励む身近な先輩などもいるかもしれません。こうした人々の魅力的な生き方を知ることで、お子さまの人生観が広がるでしょう。

また、お子さまにとって、保護者のかたが最も身近な社会人だといえます。保護者のかたと今後の社会や生き方を語ることも、お子さまにとっては十分に刺激になるはずです。

 ここで出てくるロールモデルってとても重要だと私は思っています。

子供達には、憧れの人物が必要です。

身近な大人である親や教師は、それになりやすい存在だと思います。

私の持っている生徒にも、小学校時代の先生に憧れて先生になりたいという子もいます。

しっかりとした、憧れられるような大人になれるようになりたいですね。

大人の使命は、子供たちに夢を与えられる存在なのかもしれないと思っています。

私は特に人に影響を受けやすい存在なので、そんな人たちがたくさんいます(笑)。

例えば、夏目漱石ウディ・アレンビートルズ太田光、ヘンリー・ソロー、町山智浩・・・。キリがありません(笑)。

ある意味幸せですね。

憧れられるそんな存在を目指して、日々自分を磨いていきたいと思います。

 

また、子供たちをもっと学校の外へ連れていかなければならないでしょう。

いろんなかっこいい輝いている大人と接し、可能性を広げてやりたいです。

どんな地域にも、輝いている大人はいるはずです。

すごい人たちに学校に話をしに来てもらってもいいでしょう。

かっこいい人たちに会いに行ってもいいと思います。

地域全体で子どもたちを大きくしてあげたいですよね。

それが、地域愛にもつながるでしょう。

特に田舎では、大学進学とともに地域から出ていく若者が多いです。

地域を知ることはUターンにもつながると思います。

都会でたくさんのことを学び、そして地域に持ち帰ってそれを武器に活性化してくれたら…。

そんな幸せなことはないでしょうね。

グローバル化と言われる世の中ですが、自分の故郷も大切にしていけたらいいですよね。

 

進路の可能性を広げるからは、少し話がずれたかもしれませんが、ロールモデルって大切ですよね。

大人の責任を感じます。

 

 

【セミナー】高校現場で時事英語をどう教えるか 〜40人クラスサイズでもできる時事英語リスニング授業〜【行ってきた】

どんな講演?

・「高校の現場で大活躍した茅ヶ崎方式」をテーマに、実際の授業形式を取りながら講演。
・講師は茨城県立並木中等教育学校英語科教諭の寺田圭子さん。
・内容は、寺田先生が一年間、高校の授業でどのように茅ヶ崎方式を活用したのか。

協力校セミナー(参加者募集)

 

茅ヶ崎方式とは?

 茅ヶ崎方式は、Listeningを基盤として、国際的なコミュニケーションに役立つ英語を、段階的に身に付けて行く学習法です。

 学習用教材は、社会のあらゆる事象をカバーするため、ニュースを素材とし、独自の教材を各段階の学力に応じて学習会ごとに毎回作成されます。そして、学習者の負担を必要最小限に抑えるため、全ての教材が厳選された4,000語で作成されます。

1. まず聴く力に重点をおく
「聴けない言葉は話せない」という原理から茅ヶ崎方式は「聴く力」に重点を置いています。
2. 独自に厳選した4,000語を使用語化
「知らない言葉は聴き取れない」ことから、内容のある対話を外国人(英米人のみにあらず)とするために必要十分な4,000語の使用語化をめざします。
3. 内外の重要ニュースが教材
地球上から核兵器はなくなるか、世界経済の動きは、地球環境はどう変化するのか・・・各クラスの教材の内容は、誰でも知っている最新のニュースです。
4. 会話に使えるラジオニューススタイル
教材は30年間、NHK Radio Japan で英語ニュースを書き続けた元記者が、話し言葉に近い、いきいきとしたラジオニューススタイルで毎週、簡潔・明快に書き下ろしていますので、すぐ会話に使えます。
5. 国際化時代の本格的な英語力を
学習効果を確かめながら、着実に聴く力を身につけ、これを話す力、読む力、書く力に発展させ、挨拶や自己紹介だけでない本格的な英語力を身につけることができます。

茅ヶ崎方式学習法とは

 

学んだこと

・文法ずんずん

→寺田先生オリジナルの英語文法の定着法。

 いる・ある・イコールbe動詞

 SとVでセンテンス

 文の要素はSVOC

 要素以外はおまけのM

 MはもともとModifier

上の品詞などの知識を呪文?のように生徒に元気に答えさせる。講演で少し実践していただけました。寺田先生の元気の良いお人柄がとても印象的で楽しく覚えられるなぁと感動しました。

中学生って文法知識をとても退屈そうにするので教える側としては避けてしまいがちなのですが、こういう工夫が必要なのだと反省しました。

 

・リスニング精聴の授業

→寺田先生のリスニング精聴の授業を実際に受けさせていただきました。

 リスニングの授業というと、CDを流して、答えを確認して、音読して終わり。

 そんな授業をしていましたが、寺田先生は全然違いました!

 目から鱗が落ちる文法を屈指して、聴く力を伸ばす授業でした。

 基本的に、ディクテーションメインの展開でした。

 ディクテーションの仕方ですが、これがとても重要だと感じました。

 

 0.最初に3回聞いて、どんな内容だったかを聞く。

 1.精聴。文の構造をヒントにする。

今から聞く文がどのような構成になっているかを確認。例えば、SVOで従属節があるかどうかなど。これを寺田式記号付けに落とし入れる。なかなか文章でお伝えすることが難しいのが残念です。

 2.主語・動詞をまずディクテーションする。

 3.目的語やMをディクテーションする。

 4.従属節があれば、節内のSとVをディクテーション。

 5.節内のMなどをディクテーション

 

というように文法的な知識を駆使して品詞などを予想してディクテーションさせます。

なんとなく数をこなして聞く力を伸ばすのではない、先生の熱意を感じました。

 

感想

とても明るい雰囲気の先生で、勉強になりました。中高一貫校の進学校で教鞭をとられており、共感するお話も多かったです。

まだまだ自分の力の無さを痛感させられました。

もっともっと良い授業ができるように、学んだことを活かして取り入れていきたいと思います。

 

幸せとは何か?ハーバード大学の研究とGottmanの研究から見えてくるもの

私たちを幸せにするのは何か?という問いにハーバード大学が七十五年間かけて724人の人たちを追った研究があることを知りました。

2015年にTEDでプレゼンテーションされて有名になったのでご存知の方は多いかもしれません。

この教え— 親密で良い関係は 包括的に 私たちに益となっているという教えは 今に分かった事ではありませんね 何故そんな関係は築き難く 無視され易いのでしょう 誰もそうですが 私たちは手っ取り早く 手に入れられる 生活を快適に維持してくれるものが 大好きです 人間関係は複雑に込み入っています 家族や友達との関係をうまく 維持して行くのは至難の業です その地道な努力は地味で その上その仕事は 死ぬまで続きます 75年間に渡る研究で 定年退職後 一番幸福な人は 仕事仲間に代わる新しい仲間を 自ら進んで作った人達です 最近の調査での 新世紀世代のように この研究の参加者の多くは 彼らが青年期に入った時名声や富や業績が 良い生活をするには 必要なものだと 本当に信じていましたが 75年もの間 我々の研究で 繰り返し繰り返し示されたのは 最も幸せに過ごして来た人は 人間関係に頼った人々だという事した それは家族 友達や コミュニティだったり様々です

ロバート・ウォールディンガー: 人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から | TED Talk Subtitles and Transcript | TED.com

www.youtube.com

幸せとは何?と聞くとどんな答えが返ってくるでしょう。

お金?

結婚?

仕事?

学歴?

夢?

 

その答えは、良い人間関係を築くことです。

家族をはじめとする暖かい関係こそが幸せだというのです。

このプレゼンテーションを聞いて多くの人が納得すると思うのですが、良い人間関係を築くにはどうしたら良いのでしょうか。

 

Gottmanという心理学者がいます。

ジョン・ゴットマン(1942年4月26日生まれ)は、心理学名誉教授であり、夫婦関係や結婚生活の安定性の研究で知られている。ゴットマンは科学的かつ直接的に夫婦の観察を行い、それを同僚が要約して論文として発表した。ゴットマンとその他の研究者らによるこうした研究の成果は、人間関係を害する行動を避けて人間関係を改善するためのカウンセリング活動に応用される基礎的根拠となっている。ゴットマン博士は、ワシントン大学 (ワシントン州)の心理学の名誉教授である。ゴットマンは、妻ジュリー・ゴットマンと共に、非営利団体の研究所「The Relationship Research Institute 関係研究所」の責任者であり、営利企業セラピスト養成施設「The Gottman Institute ゴットマン研究所」の責任者である。

ジョン・ゴットマン - Wikipedia

彼は15分間夫婦の会話を聞けば、4年後に離婚するかどうか85%の確率でわかるという研究結果を出しました。

では、どのような会話タイプが離婚を招くのでしょうか。

A けんかしない

B 日常の会話が薄い

C 共通の趣味を持っている

D 深く自分を開示する

実は上のいづれでもないようです。

コミュニケーションの取り方が大切だと言います。

キーワードは批判しないということです。

批判をするとそれに対して感情的になります。

そしてだんだんと話がずれて、問題解決から遠ざかります。

良い人間関係を作るためにも批判せずに、相手に伝えることが大切でしょう。

 

最後に、上のプレゼンテーションから引用します。

最後にマーク・トウェインの言葉を 引用して終わります 一世紀以上むかし 彼は人生を振り返り こう書きました 「かくも短い人生に 諍い 謝罪し 傷心し 責任を追及している時間などない 愛し合う為の時間しかない それが例え一瞬にすぎなくとも」
良い人生は良い人間関係で築かれます。

 

教員の留学③「留学カウンセリングから学んだこと」

2社目の留学カウンセリングを受けて来ました。

今回受けた会社は、イギリスの大学・大学院留学に強い会社のようです。

前回受けた会社は、大学・大学院にはあまり精通していない会社だったように感じます。

高校生、大学生の語学留学に特化しているイメージでした。

しかし、アメリカのOPTのことなど学ぶことはたくさんありましたので感謝しています。

今回は、かなり具体的に大学院留学について話を聞くことができました。

まず、こちらから伝えたことは留学の動機です。

「英語教師としてスキルアップしたい」という旨と「予算について」を伝えました。

スキルアップについては、TESOLはイギリス発祥のようでかなり充実したカリキュラムが準備されており、大学により個性があるので自分に合った内容がある大学院に進むべきだとアドバイスをいただきました。

予算については350〜400万円で一年間と考えておくと良いみたいです。

生活費がロンドンだと17万円、ロンドン以外なら14万円くらいとのことです。

大学の寮(一人部屋)は10万円ぐらいが相場ということです。なかなかの家賃だなあと思いました。

ちなみに、大学院卒業後は日本での就職がほとんどみたいです。

アメリカのOPTのような就労できるようなシステムはイギリスにはないみたいです。残念。

ただ、TESOL専攻なのでなかなか日本人が英語学校で働けたりするイメージもないでしょうし、予想の範囲内かと思います。

オーストラリアやアイルランドの方がインターナショナルスクールで働き口が見つかる可能性はあるみたいですが…。

日本以外の英語圏以外でも英語教師として働く人はいるみたいです。

しかし、日本に帰って再就職が基本と考えておいた方が良いでしょう。

 

出願に必要なもの(どれも英文で)

□成績証明書

□卒業証明書

□推薦書(大学の教授、職場の上司など2名から)

□自己推薦書(Personal statement)

履歴書

□IELTS(6.5〜7.0)

 

イギリスの大学は英語力は授業を受けるための最低限の資格として捉えているみたいです。

むしろ経歴などのバックグラウンドを重視して入学者を選抜するようです。

成績のGPAは5段階で3.75以上を取っておきたいらしいですが、果たしてあるかどうか…。

 

出願(10月〜12月)までにやるべきこと

□出願する学校を決める(6月には決めたい)

□各種書類作り(9月には作り終えたい)

□IELTSの勉強(10月には6.0取りたい)

 

出願検討については「国籍比率」「男女」「教授」「カリキュラム」「インターンの有無」「大学ランキング」などを見て決められる方が多いのだとか。

 

IELTSの学習について

これがかなり厳しいと思います。

私はまだ受験したことがないのでまず受験してみたいと思います。

TOEICの点から換算していくと5.0くらいではないかと言われました。

問題集を見る限りかなり私にとってはタフなテストに感じています。

語学学校で3ヶ月勉強(毎日5〜6時間)して0.5ポイント上がるみたいです。

仕事をしながらですので、一日に2時間勉強できるとしても3倍の時間として0.5ポイント上げるのに9ヶ月かかります。

今年度は難しいかもしれませんが、ベストを尽くしたいと思います。

 

 

いじめについての知識をつけるために最初の一冊「いじめと戦おう!」

 

いじめと戦おう!

いじめと戦おう!

 

 「まなびと!」さんのblogを読んで、即購入いたしました。

manabito.hateblo.jp

いつも勉強になり本当にありがたいです。ぜひまなびと!さんのブログをお読み下さい。

 

ちやみに「振り返りジャーナル」についてもまなびと!さんが触れていらっしゃって購入いたしました。

勤務先では、生活の記録をするノートが義務的に渡されています。

生徒は「書かされている」「提出しないといけない」という低いモチベーションで取り組んでいるので、どうにか解決の糸口がないかと読んで見ました。

またこれについても記事にしたいと思います。

 

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

 

 

今回は「いじめと戦おう!」についてです。

生徒目線で読みやすい本でした。

本記事では私がこの本から学んだことを書いていきたいと思います。

 

いじめと戦おう!から学んだ3つのこと

①クラスの人たちを味方に変える

周りの子を味方につけられれば、いじめてはダメじゃないかと思わせることができるでしょう。

それをどうやって行うかが具体的に示してありました。

こんなことをやってみよう

・教室の掃除をいっしょうけんめいする

・体育の時間の道具を出す、片づける

・何かプリントを配る、運ぶ

つまり、クラスの人たちの役に立つことをすすんでやってみるのです。

これは、良い作戦だなあと思います。

Give&TakeのGIveを行うということです。

長期的に見れば、きっと見てくれている人がいるはずです。

 

②悪口は気にするだけ損

悪口は防げません。人間、生きていればどんな人でも悪口は言われます。だから、気にするだけ損です。傷ついたり、悲しくなったり、くやしくなったりするだけ損します。

雨が降ってきたとき、「くそう…なんで雨が降るんだ…」と、ぼーっと立っていたら、ずぶぬれになってカゼをひいてしまいます。いくらくやしくても、降るときは降ります。だまってかさをさしてやりすごしましょう。

 学校という狭い世界が全てになりがちな学校生活なので、悪口とか信頼できる友達がいないというのはとても辛いことですよね。

卒業して大学生くらいになると広い世界で生活していきます。外を見れば自分の居場所が見つかるはずです。その日までどうか、自分を閉ざさないでほしいです。

 

③言ってほしいこと

「あなたは悪くない」と、何度も何度も言ってほしい。

とにかくだきしめて、泣かせてほしい。(24歳)

つらいとき、「自分は悪くない」と自己暗示をかけました。(26歳)

「だめな人間なんかじゃない」(22歳)

「何を言われても気にするな。今は友だちがいなくても、いつか必ずすてきな友だちができる」(19歳)

いじめることは、はずかしいことだけど、いじめられることは強さ象ちょう。(15歳)

いじめられることは、はずかしいことではない。(18歳)

よくない状況のとき、人って頭の中で悪いことばっかりぐるぐると回ってしまうと思います。だからそんな状況の人には、その人を認めるような言葉がけが必要なんだと思います。

 

最後に、教師の中でいじめを経験してきた人って少ないのではないでしょうか。

私自身、経験がありません。だからそんな状況のときどんな言葉をかけていいかわからないことが悩みでした。

この本を読んで考えさせられましたし、もっと知らなければならないなと感じました。

 

関係代名詞 授業をする前に留意したいこと

1.関係代名詞をthatから導入する理由。

thatは「人」「人以外」の両方に使えることが一番の理由でしょう。

なんでもthat使ってええぞと教えることは危険だと思いますが、関係代名詞という新たな概念を教えることの負担を軽減するためにも、まずはthatを使いこなすことを優先していいと思っています。

thatが定着してからwho、whichを学んだ方が負担が少ないのは明白でしょう。

ちなみに、日常会話ではthatの方がwhichより使用頻度が高いです。

歴史的に見ても、関係代名詞の中で最も古い形がthatらしいです。

先行詞に形容詞の最上級、the only、the very、the firstなどが含まれる場合には、thatが使われるのが一般的であるということは、中学生には内緒にします。教えないことも大切だと思います。

混乱するだけなので、なるべくシンプルに教えます。「簡単じゃん」と思わせたら勝ちかなと思います。

シンプルにしすぎて失敗することもありますが…(笑)

 

 

2.関係代名詞の基本的役割

中学校の問題集なんかには、二文結合をする問題がたくさんあります。

これをするたびに生徒は関係代名詞の役割を文を繋げることだと勘違いしてしまいます。

しかし、関係代名詞を使うことの一番の目的は情報追加だと思います。

This is a girl.だけじゃ女の子がどんな女の子か曖昧です。

だから、This is a girl who sings very well. というように情報を追加して具体的にしてあげる。

英語の後ろから情報を追加するという発想の一つであることに気づかせたいです。

 

二文結合が目的と勘違いすると、固有名詞に関係代名詞をつけたりして、えらいことになってしまいます(笑)。

Michael Jackson who sings very well is very famous. なんてマイケル・ジャクソンがたくさんいて、その中の歌が上手いマイケル・ジャクソンは〜という意味になりますよね。

あと目的格の関係代名詞は、関係代名詞が前に移動することにも注意したいですね。whoseについてもなかなか理解しづらいポイントですので、演習を積ませて定着させていきたいポイントだと思います。 

whomは口語ではwhoを使われることもありますし、細かい情報がたくさんある分野が関係代名詞だと思います。

 

中学三年生の山場の文法分野だなあと教えながら痛感している次第です。

工夫をしていきたいです。