C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

英語力が高ければ、優秀な英語教師になれるのか

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上の記事の言いたいことに共感します。

「教員の全国1位はうれしいのですが、あくまで生徒の学力を伸ばすのが教育ですからねぇ。課題として取り組んでいきたい」(高校教育課)と複雑な様子。香川だけではない。熊本(4位)、愛媛(6位)、佐賀(7位)など教員上位県の生徒は平均未満。

“優秀な先生に優等生”とはなっていないのだ。

英語教師は確かに英語力が高いに越したことがないし、高い英語力が求められる職業だと思います。

英語という科目は、年々コミュニケーション能力を重視する傾向があり、4技能(聞く・読む・話す・書く)のバランスが求められています。

英語を使う姿を生徒のモデルになってやらなければなりません。

例えるなら、体育に似ていると思います。

体育の先生が運動が下手だったら、説得力ありませんよね?

英語教師も同じことが言えます。英語の先生の英語が下手だったら説得力がありません。

一昔前は、カタカナ発音でも許されてきたかもしれませんが、現在はそういうわけにも行きません。

若い世代は、留学経験のある教員が増えてきたと感じています。

英語を実践的に使える先生が増えています。

 

しかし、英語を使えるだけでは生徒はついてこないと私は思います。

教師は、リーダーシップ・カリスマ性・ユーモア・誠実さなどをバランスよく兼ね揃えなければ、生徒がついてこないと思います。

先に生きる者として、経験・知識も必要です。

そして、教科を教える場面で必要になる力には、わからない人の気持ちに立てるかが重要になると思います。

「自分の成績が悪い先生は教える際に、生徒の目線に立って工夫したりと、上手に教える傾向があります。今回の結果はその表れかもしれません。文科省が生徒の成績と並べて教員の成績を公表することは問題です。これでは、教員は自分の“英語力アップ”に走ってしまう。英語ができることと、教えることは別物。鍛えるべきは“教えるスキル”です」(大阪産業大客員教授の八幡義雄氏=教育学)

私自身、英語が苦手だった人間です。だから、何がわからないかは少しわかる気がします。

また、自分が英語の成績をどうやって伸ばしたのか、何が必要なのかも私の経験上の話がすることができます。

そこは、自分にとっての強みだと思います。

しかし、私の経験は私の枠を超えてませんので、様々な生徒がいる中、全てが通用するわけではありません。

実際、ほんの少ししか当てはまらないという感覚を持っています。

様々な実践を見たり、書籍で研究して、常にベターな授業を目指して行かなくてはならないでしょう。