C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

言葉について考える『心が叫びたがってるんだ。』

オススメ度★★★★☆

 【テーマ】文化祭、自己表現がしづらい、コミュニケーション、言葉

 青春もののアニメをみてみました。

学園者ということで、何か面白い気づきがあるかと期待してみましたが、なかなか生徒にも見せてあげたい内容だなという感想です。

あらすじはこちら

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以下、印象に残ったセリフを紹介します。

主人公の女の子のセリフです。

『いい加減にしろ‥!!!消えろとか‥そう簡単に言うなっ!言葉は傷つけるんだからっ!絶対にもう取り戻せないんだからっ!後悔したって、もう絶対に取り戻せないんだからっ!!!!』

学校生活の中で、言葉で人を傷つけたり、傷つけられたり、日常茶飯事に起きてきます。実体験に勝るものはないと思いますが、映画の中で大切なことを伝えてくれていると思います。自分の言葉、人を傷つけてない?と一度振り返りたいテーマです。

 

主人公が想いを寄せている男の子のセリフです。

『確かに。俺も最初は正直どうでもいいと思ってた。けど、1人でも本気な奴がいるんなら、そいつに乗っかって、必死こいてやってみるのも面白いんじゃないか、って思ったんだ』

文化祭で、クラスでの温度差があるってこと、よくありますよね。そんな状況で言われたセリフです。最初は面白くないって決めつけてたことも、一生懸命やってみると面白かった。そんな経験ありませんか。つまり、面白いから一生懸命になるのではなくて、一生懸命やるから面白くなるのだと思います。

 

文化祭前の人間関係がもつれる前に、一度生徒と見ておきたい映画かもしれないなと思いました。

毎年何かが起きるものです。それを通じて人との関わり方や人の気持ちを考える機会になっているのだと思いますが。

うまくコミュニケーションをとることができない生徒はやはりいると思います。そういう生徒にも何か理由があるという視点は教師として忘れてはいけないことだと思います。

それをもう一度考えさせてくれました。

 

ちなみにこの「心が叫びたがってるんだ」は2017年7月22日に、実写版映画が公開するみたいです。

こちらもチェックしたいですね。

kokosake-movie.jp

 荒川良々さんが教師役で出演するとは…。

どんな映画になるか楽しみです。