中2最後のホームルーム「『人生』は誰が書いた?」
2016年度に受け持った中2最後のホームルームで私が話した内容についてです。
私が伝えたかったことは、「いきいきと毎日を生活してほしい」ということです。
毎日をただ漠然と生活している生徒がいます。
明確な理由なく学校を休む生徒もいます。
そんな生徒たちに、与えられた命を思う存分使ってほしいと感じています。
一度の話で、生徒が変わるわけではないかもしれませんが、粘り強く手を替え品を替え一年間話をしてきたテーマです。
私は、いきなり生徒たちに質問をしました。
私「『吾輩は猫である』を書いたのは誰?」
生徒「夏目漱石 」
私「『金閣寺』を書いたのは?」
生徒「えー…。」
生徒「三島由紀夫!」
私「すごいね、よく知ってるね。」
というように文学クイズをいくつかしていきました。
私「ところで『人生』を書いたのは誰?」
生徒は誰かわからずざわつきます。
私「実は、この『人生』は誰かが書いたものではなく、君たちが『人生』を書くんだよということを伝えたいんだ。」
ここから、私は生徒たちに日々の生活を振り返ってもらいました。
楽しい日々を送っているか。自ら進んで楽しい生活を作っているか。
提出物・宿題をおろそかにしていないか。
生活の記録帳を雑に扱っていないか。
私「自分の『人生』は自分が書いている。そのことを忘れないでね。」
と締めくくりました。
押し付けがましく、説教がましく聞こえたかもしれません。
私自身、自分が自分の人生を書いていると思って生きています。
そのように思うと、与えられた命を大切に使いたいと思えてきます。
心の片隅にでもこの思いが残ればと思います。
家計簿アプリ「Zaim」
オススメ度★★★★★
独身ゆえに、家計簿をつけることなく生きてきました。
日々、外食をしたり、欲しいものを買い、見境なくお金を使ってきました。
正直、このアプリZaimに出会い、今まで自分がいかに浪費していたかを思い知りました。
【Zaimのすごいところ】
・アプリだけでなく、web版もあり、PCからもスマホからも管理できます。
・レシート読み取り機能が正確で、自動的に金額やカテゴライズができます。
・円グラフでカテゴリ別に使用した金額を見ることができます。エンゲル係数がすぐにわかります。
このアプリを使い始めて、自分の財布事情がよくわかるようになりました。
無駄遣いも減っています。
興味がある方はぜひ使ってみてください。
君と100回目の恋
オススメ度★★★★☆
予告編はネタバレを含んでいます。見ない方が楽しめます!
坂口健太郎くんがとてもかっこよかった。
キャッチコピーは、「君を守る。何度、時を巻き戻しても―。」、「あなたを好きになる。たとえ、どんな運命でも―。」。
青春映画です。
年甲斐もなく、見てしまいました。
期待はしていませんでしたが、ポスターにギターを持った青年がいたので、ギター好きとして見てみようと思ったのです。
結論として、期待以上にいい映画でした。
ぜひ、高校生に見て欲しいですね。
日々の当たり前を大切に生きようというメッセージが私には伝わってきました。
「何気ない毎日が、かけがえのないもので、やり直しがきかない。」
この映画を通して、感じたことです。
さあ、仕事がんばろーっと。
一流の達成力 原田メソッド「オープンウィンドウ64」
オススメ度★★★★★
元教員で現在は目標達成講座や講演をされている原田隆史氏の新刊です。
目標を達成する力は、学校教育でも重要なポジションを占めていると思います。
学ぶべきことが多いです。
目標を達成することの奥深さを感じます。
ただなんとなく、生活していてもなかなか目標を達成することはできません。
ここまでかというほど、目標に対してPDCAしていくことの大切さを学びました。
「子どもが自らペンを手に取らないかぎり勉強しない」ものです。何度「勉強しろ」と言っても、自ら進んで学習しようという意欲と習慣がなければ本当の知識は得られません。
著者はそのために「自立」が大切だと述べています。自立は教師や親との信頼関係のもとに築かれます。
また、夢を持つことの重要性も説かれています。昔は、ただ社会の波に乗っていれば、順調に生きていけた時代でした。しかし現在は、
自分で未来の夢を描いたり、ソリューションやイノベーションに励み、答えがないものを生み出していかなければならなくなったのです。
確かに、現在の社会は情報技術の発展により、めまぐるしい世の中です。10年前、スマートフォンを持っていた人が身の回りに何人いたでしょう。今は、ほとんどの人がスマートフォンを使っていますよね。
目標の立て方について、以下の四点をあげています。
【私・有形】数字などを入れた具体的な目標
試験合格、優勝などの期日のある目標
自分自身の地位(立ち場)など見てわかる目標
【社会、他者・無形】自分の周りにいる人たちへの気持ち
社会・地域などへの思い
成功したときに得られる感情
私利私欲にまみれた目標は、達成しづらいのです。本当に力を発揮できる状況は上のバランスが取れている目標だと考えられます。
本書の一番の目玉はオープンウィンドウ64です。
これは、マンダラのような目標を達成するためのシートだと考えてください。
大まかに説明すると、8かける8のマスの中心に叶えたい目標を書き、それを叶えるための手段を周りの枠に書き込んでいく方法です。
そうすることによってやるべきことが具体化され、顕在化されます。
よく目標を立てて終わったということがありませんか。それを回避するわけです。
その中で、手段の中に心・技・体・生活をバランスよく配置することの重要性が述べられています。
日誌についての記述もありました。とても納得いくものでした。
日誌の持つ能力は8つあると考えています。
1.タイムマネジメント能力を高める
2.イメージトレーニング
3.仕事の選択と集中
4.自己分析
5.自信を高める
6.プラス思考の習慣づくり
7.成功の習慣づくり
8.ゴール達成のための気づきを得る
勤務先の学校の取り組みで、日誌があります。
手抜きの日誌をつけている生徒を見かけます。
なんのための日誌なのか、目的をしっかりと説明していきたいと改めて思いました。
マンダラは元々、人間の心理、求めるものを表現したものらしいです。
かつて人々はマンダラを見て、人間のあるべき姿を思い返し、日々を省みていたのでしょう。
現代社会に生きる我々にも通じるものがありますね。
本記事では具体的にイメージできないと思いますので、興味を持たれた方はぜひ書籍を手にとってみてください。豊富な具体例をもとに説明されています。
私の5つの読書ハック
困ったとき、私が助けにしているのは、コミュニケーションと読書です。
人からのアドバイスはやはり大切です。
しかし、本からも様々なアドバイスがもらえると私は考えます。
現在、月に十冊以上は本を読んでいます。
一度、読書が習慣になると本がない生活は考えられません。
そんな私の読書について気をつけていることを書きたいと思います。
1.1回目はざっと読む
私は最初に読むときはざっと読みます。
一冊3時間くらいで、文庫、新書なら1時間半くらいで読みます。
そのとき、本当に心に残ったところはドッグイヤー(本の紙の角を折る)をします。
そうして、全て読み終えたら2回目の読書です。
ドッグイヤーをしたところを熟読します。
忘れたくないこと・実践したいことは必ずパソコンに入力したり、ノートに書き込みます。
こうすることで、本の内容が記憶に残ります。
自分に理解できない場所は飛ばしても良いと思います。
時間が経てばわかるときがあるかもしれません。
しかし何よりも、わかるところを大切にした方がエンジョイできます。
2.読んだだけにしない
一時期、本を読んでも自分の力になっていないと思うときがありました。
それを分析すると、自分は本を読むだけで満足していたのです。
しかし、私たちはなぜ本を読むのでしょう。
何かヒントを得たかったり、自分に刺激を与えたかったり、成長したかったりするからではありませんか。
読書を最大限に生かすためには、読書から得た情報を実践することです。
ドッグイヤーした情報を使うことを私は心がけています。
【読書から得た情報を使うコツ】
・心に残った言葉を付箋に書いてデスクに貼る
→モチベーションUP
・読書ノート・自分史を作る
→ワクワクする毎日へ繋がる。
・学級通信に利用
→教員ならこの活用がメインになることが多い。
3.本を常に持ち歩く
常に私のカバンには本が三冊は入っています。
一つは、趣味(ビジネス書・自己啓発書・音楽など)に関する本、二つは、教育に関する本、三つは教科である英語に関する本。
バラバラのジャンルにしておくことがコツです。
同じジャンルよりも気分によって選択肢を与えられて読書しやすくなります。
また、スキマ時間は結構あるもので、そんな時にいつでも読めます。
通勤電車の中。朝の始業までの空いた時間などなど。
私の場合、5分以上あるスキマ時間は読書をしたくなります。
常に本がカバンにあることが重要です。
4.電子書籍を利用する
最近はKindleを利用することが多くなりました。
ひと昔前は電子書籍になかなか読みたい本がないので利用してきませんでしたが、最近はかなりの量が販売されています。
私は、Kindleで販売されいれば、そちらで購入し、どうしても紙で欲しい時だけ紙で購入しています。
【Kindleの良いところ】
・読みたいと思ったら、すぐに購入できる。
・心に残った文を保存でき、書き出しすることができる。
・本の収納に困らない。
・クラウドに保存されているので失くならない。
など大きなメリットがあります。
5.読書記録アプリの活用
スマートフォンを活用すれば、簡単に読書記録可能です。
ブクログ、メディアマーカーなどいろいろとアプリがありますが、私はビブリアを使用しています。
理由は、シンプルなインターフェイスと連続バーコード読み取りです。
シンプルさは、とても重要です。多機能であっても使いきれないことが多いです。
年に何冊読んだか、月に何冊読んだか。いつ読んだか。これぐらいの機能で十分です。
また、連続バーコード読み取りが便利です。
ISBNコードを読み取り本の情報を登録できます。
しかも連続で、これが役に立ちます。
読了した本をサクサク登録できます。
詳しくはこちら↓
以上、私の5つの読書ハックです。
皆様の読書のきっかけや効果的な読書につながれば幸いです。
はじめに
仕事に追われる毎日に、人生において大切なことは何かという疑問が常にまとわりつきます。
決して楽をしたいというわけではなく、生活における苦労が私にとって意義のあるものと感じられる日々を願ってやみません。
仕事が終わり、今日もいい汗をかいたと心の底から思いたいのです。
勤務後に居酒屋に行き、勤務先や上司の不平不満を言って、傷を舐め合い、なんとか自己のバランスを保つ人生は真っ平御免です。
自分が社会人として今があるのは、今の学校のおかげだと思います。
能力不足の自分を雇い、給料を払って今まで育てていただきました。
今なお、自分の能力や貢献度以上のお金をいただいていると感じています。
その心を埋め合わせるために、学校内外を問わず、情報を集め、日々の実践に役立たせたいです。
自分の実践やライフハック等を公開し、批評してもらえたら、とてもありがたいと思います。
今年30歳を迎えます。毎日仕事が終わり「いい汗かいたな」と感じる日々を実現したいと思います。
「もっと成長したい。社会に貢献したい。心が綺麗になり、毎日を充実させたい。」
そんな気持ちです。
そして何より私の教育の軸は「夢をかなえる」ことです。
そんな教育につながる場所になればと思います。