教員の留学②「私の留学に対する考え方の変遷」
①ネットで検索する中で見つけた「ワーキングホリデー」
私は現在29歳なので、ワーキングホリデーの年齢制限30歳からするとギリギリの年齢です。
もし、海外に留学するならできるだけ長い期間が良いと思いました。
そしてお金があまりかからない方法があればと思っていました。
そこで考えたのがワーキングホリデーです。
3ヶ月くらい語学学校に通い、それ以降はアルバイトで生活費を稼ぎながら生活すれば費用を最小限に抑えられると思いました。
最初はイギリスのワーキングホリデーを考えましたが、イギリスのワーキングホリデーvisaは抽選で、毎年たくさんの人が応募するとのことです。
またイギリスは物価も高いと聞きます。
オーストラリアなら物価は高いですがvisaが取りやすいのでベターという結論に達しました。
②留学カウンセリングA社を受けて見つけた「アメリカのOPTというシステム」
自分で情報を集めるのに限界を感じてきたので、初めて留学カウンセリングを受けました。
私がお伝えしたのは3点です。
・英語教師としてのスキルアップをしたい。
・英語の習得には時間がかかると身にしみて感じているので、できるだけ長い期間留学したい。
・実際に、海外で働くことはとても大切だと思っている。
それに対してカウンセラーから頂いたアドバイスが、アメリカの大学・専門学校で9ヶ月間、認められたコースを受講すれば、OPT(Optional Practical Training)というシステムを利用できるということです。そしてTESOLという英語教授法を専攻するコースがあるということです。
OPTは簡単にいうと、アメリカで12ヶ月の就労を認めるというシステムです。
つまり、アメリカで一年間学び、もう一年は働くことができるということです。
これは私の理想の留学に近いと思いました。
しかし問題が3つありました。
問題①学費
私が紹介されたUC Irvine、UC San Diegoは3ヶ月でやく8000ドルの学費がかかりました。
9ヶ月のコースを受講すると学費だけで、約261万円かかることになります。
生活費や事前の語学研修のことを考えると一年で最低500万円くらい予算が必要となるということでした。
カウンセリング後、アメリカへの留学についての本も読んで見ましたが、現在アメリカの学費はうなぎのぼりということで、これくらいの学費も妥当かと思いました。
問題②OPTで就職先が見つからない可能性もある
OPTについて調べてみると、現在アメリカの雇用は厳しくアメリカ人でも就職先が見つからない状況だとありました。
OPTを活用しようとしても就職先が見つからず帰国するパターンもあるようです。
問題③帰国後のキャリア
上のUC Irvine、UC San DiegoのコースはCertificateで学位に相当しないと思います。
経験としては就職活動で口述することができるにとどまるのではないでしょうか。
上の「留学で夢もお金も失う日本人」で述べられていたのですが、現在アメリカへの留学の動機は学位を取得することが第一位らしいです。
目的がはっきりした留学こそ成功するということでした。
きちんとやりたい分野と学位を明確にすることが大事なのではないかと感じてきました。
③他国に目を向けてみる
アメリカの学費が高いということで、他国の大学について調べることにしました。
またTESOLにはMaster in TESOLという大学院で修士号を取得するコースがあることがわかりました。
その中でわかったことがオーストラリアの大学とイギリスの大学にMaster in TESOLを取得できる大学院があり、それを取得した日本人がすでにいることです。
感想をネットで読むことができました。
その中で印象に残ったのが、一年間で学位を取得することが可能だということです。
一年間の学費は約210万円くらいです。UC Irvine、UC San Diegoのコースと変わりません。
しかしCertificateとMasterでは価値が大きく違うのではないかと思います。
生活費等のことを考えても一年間で約350万くらいで行けるのではないかと思います。
問題があるとすれば入学資格である英語力です。
IELTSのバンド6.5-7.0を取得しなければなりません。
英語教師ならこれくらいはとっておけよと思われることは重々承知ですが、私にとってかなり厳しいスコアです。
IELTSを受験したことがありませんが、現在IELTSの勉強を始めようと思っています。
また、別の会社の留学カウンセリングを受けることにしました。
イギリスの大学・大学院の留学を主に扱われているところです。
また学んだことを記事にしたいと思います。