C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

親と一緒に暮らせる時間は短い

私は田舎の進学校で教員をしてますので、大部分の生徒たちは18歳で親元を離れて大学に進学します。

18歳になると、親元を離れるということは、家族と一緒に過ごす時間がほとんどなくなるということです。

私自身大学進学と同時に下宿暮らしをして、現在まで一人暮らしをしています。

今思うと、親との思い出がとても少ないと思います。

旅行にも行きませんでしたし、祖父祖母の家に泊まりに行くくらいでした。

しかし、特段親に対して愛情不足などと一片も思っていませんし、育ててくれた自分の親を尊敬しています。キャッチボールもしてもらいました。いつも私が暴投して怒られて泣いてましたが笑。

社会に出てみると、何年も働くということが普通ですが、それを普通にしていくことの難しさを感じます。

普通に働いているというだけでも尊敬に値すると感じます。この社会のシステムの中で、お金を稼ぐって本当に大変だなと思いまうす。器用な人はいるでしょうが…。

一人の人間を成人させるまでにはお金がたくさんかかります。高校・大学をさせるなんて何百万もかかります。生活費だって本当に高いです。全部で一千万円以上はかかっているでしょう。

それでも無償の愛で、自分を育ててくれる親というものは偉大です。

そんな親と一緒に暮らせるのって本当に短いなと感じます。18年しかありません。もちろん、実家から通える範囲内の選択をすれば別の話ですが。

私はこれからきっと親と一緒に生活する可能性は低いんだろうなと思います。

もっと大切に一緒に過ごせばよかったと思います。何よりもそれが親孝行だったと。

いつまでも親のスネをかじることはできませんし、これが普通だと思います。

たまに実家に帰ったときくらい親孝行しようと思います。

もしも今、中学生・高校生の人は、一緒に暮らしているこの時間を大切にして欲しいと思います。

一緒に生活していると腹が立つこともあるでしょう。私もそうでした。

当たり前です。それでいいと思います。

それでも、本当に困った時に味方になってくれるのは親だと思います。

だから、腹がたっても一晩寝たら忘れましょう。

親も子も今あるこの瞬間をかけがえのないものと思いたいですね。

忘れてしまうくらい腹がたったとしても、時間を置いて思い出して欲しいなと思います。

私もいつか親になる時が来れば、親子の時間を大切にしていきたいです。

一人暮らしは楽ですが、孤独がまとわりつきます。

賑やかな日々が懐かしいと思う今日この頃です。