C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

仕事が山積みと感じたらやるべき1つのこと Jootoを用いたマルチタスク解消法!

やるべき仕事が多く、ウワー!ってなることありませんか。

こんなとき、一つずつ問題を解決することが大切です。

私がしている、仕事術というと大げさですが、工夫を1つ紹介したいと思います。

 

・やるべき仕事を可視化する

不安というのは、目に見えないプレッシャーからくることが多いと思います。

そんな時はやるべきことを可視化することで、一つずつ冷静に対処できます。

以前はピンチの時、エクセルでやるべきことを分野に分けて整理していました。

サンプル↓

授業 時間割作成 部活 勉強 テスト
□予習 □五月二十九日までに作成 □劇の台本作り □リーディング □採点
      □ライティング

簡単なものですが、この作成に時間をかけるわけにもいきませんので、分かれば良いです。

このリストを作るだけで、やるべきことが可視化されます。

 

最近ではJootoというマルチタスク管理のアプリを使用しています。

UIがシンプルで重宝しています。

www.jooto.com

ビジネスのチームでタスクを共有し管理する目的のアプリのようですが、個人利用なら無料版で十分使えます。


Jootoの紹介動画

私は、以下のように使っています。

f:id:ykan1111:20170528094102p:plain

「学校業務」「 Private」「留学」というふうに3つくらいまでのリストを作れば一目でやるべきことを確認できます。

スマートホンのアプリもあるのでいつでもどこでも確認・編集できます。

可視化されることで、不安が少し和らぎますね。

あとは締め切りの近いものから順に、集中して取り組むだけです。

このアプリおすすめです!

 

マルチタスクを可視化する必要性は、プログラミングの入門書の「ルビィのぼうけん」から得ました。

ルビィのぼうけん こんにちは!  プログラミング

ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング

 

 プログラミング界ではかなり有名な本です。

この本は絵本ですが、プログラミングの具体的な話はなく、

問題解決の姿勢を教えてくれるような本です。

プログラミングに興味のない方にもオススメの本です。

問題解決について、普段意識することなく、闇雲に取り組んでしまいがちですが、

頭の中を整理してくれる本になっています。

この中で、どんなに難しい問題も小さな問題の積み重ねからできており、一つ一つ解決していけば、解決することができるとありました。

なるほどと唸りました。

私が、仕事の中で感じるストレスも、一つ一つ解決すれば良いんだと思えました。

しかし、曖昧なまま闇雲に仕事に取り組んでもゴールが見えません。

そこで思いついたのが可視化することです。

やるべきことを明確にして、ゴールを見える状態にすることが、ストレスを取り除きパフォーマンスを上げてくれます。

これは、仕事に限らず、資格の勉強などにも応用可能だと思います。

あなたの中で、問題があればこれを当てはめてみてください。

モチベーションを上げることにつながり、時間を大切にし、集中力を高めてくれるかもしれません。

 

 

 

【英語】おすすめ文法書まとめ

英語を勉強する人なら、一冊は手元に置いて置きたい文法書。

各出版社から出版されています。

どれを買うべきか迷いますよね。

各レベル別におすすめのものを紹介したいと思います。

 

【英検3級から】

深めて解ける! 英文法 INPUT (大学受験Nシリーズ)

深めて解ける! 英文法 INPUT (大学受験Nシリーズ)

 

 これは、網羅型文法書ではかなり読みやすいものに仕上がっています。

絵も多くてとっつきやすいです。

英語アレルギーの人は分厚さに引いちゃうかもしれませんが…。

でも網羅型の文法書は一冊は手元に置いて辞書的に使って欲しいので、一冊目にぜひ手にとってほしい文法書です。

大学受験ならこれ一冊で十分です。

河合塾から出されている本なので、大学受験に出そうなポイントがうまくまとめられています。

著者の成川先生は、有名な予備校講師です。

解説も工夫されているというか、予備校チックに体系的にまとめられています。

合わせて、アウトプットの問題集も発売されています。

深めて解ける! 英文法 OUTPUT (大学受験Nシリーズ)

深めて解ける! 英文法 OUTPUT (大学受験Nシリーズ)

 

 上の問題集と合わせて、夏休みなんかに取り組んでみると文法は完成するでしょう。

この問題集も分厚いですが、十分すぎる解説があります。

他のこの手の一問一答系の問題集を自学するのは骨が折れますが、これなら、ふむふむと理解しながら進められるのではないでしょうか。

この二冊を信じてやり込んでいくと良いと思います。

 

【英検2級から】

英検2級まで来ると、文法に関してはある程度知識が定着していることだと思います。

細かい知識が気になる頃です。

細かい知識まで網羅されているといえば、英語教師が必ずと言っても良いほど持っている「ロイヤル英文法」です。

ロイヤル英文法―徹底例解

ロイヤル英文法―徹底例解

 

 生徒から細かい英文法の質問が出たときは、これを使って調べることが多いです。

解説は固めですが、細かい情報が載っているので重宝します。

私は、英語教師になった時に、一ページ目から最後のページまで読破していきました。

母校の大学教授に英語教師になるんなら、ロイヤル英文法くらいの知識は頭に入れとけと、ゲキを飛ばされたのが懐かしいです。

その言葉を信じて、読破して、知らなかった知識にマーカーをしていきました。

なるほどな!と思うことが多く、とても楽しく読むことができたのを記憶しています。

今では、ボロボロになり、ガムテープで補強して現役で使っています。

愛着のある一冊です。

なお、表現のための実践ロイヤル英文法という本も出版されており、ライティングを意識した例文や解説になっています。

表現のための実践ロイヤル英文法

表現のための実践ロイヤル英文法

 

 英検1級まで「ロイヤル英文法」で文法事足りるのではないかと思います。

 

【まとめ】

文法書は、やはり必ず一冊は手元に置いて、わからないことを調べる癖をつけることが、英語力をつけるのに不可欠だと思います。

自分に合うものを見つけられたら、それが正解だと思います。

この手のものは、使えば使うほど自分にフィットしていくものです。

「あー、これ、ロイヤルに書いてあったなー」

みたいな感じになってきたら、こっちのものでしょう。

ぜひ、自分の一冊を見つけてくださいね。

私のおすすめが参考になれば幸いです。

 

 

習慣こそ才能だ!

私の一日の流れ。

4:30起床

5:00英語の勉強

7:00身支度

7:20出勤

21:00退勤、晩御飯

22:00就寝

 

これを大体守っています。

私は、習慣こそ才能を作ると考えています。

どれだけコツコツやれるかです。

さすがに何かの第一線のプロでやっていくには、もっと色々なことが必要だとは思いますが…。

ある程度、人より秀でるには習慣が大切でしょう。

現在、IELTSの勉強をしています。

語学学校のオンライン講座を毎週受けています。

宿題も課されます。これがなかなかの量です!

仕事と並行して行うのは、かなり厳しいですね。

このリズムを守れない日もあるのが事実です。

しかし、一つの指針としてこれを持っているので、時間の使い方を考えさせられます。

22時までに、寝るために無駄な時間を作らないとか、集中して物事に取り組むとか。

限られた時間をいかに使うかが大切です。

24時間という1日に与えられた時間は皆同じはず、どれだけ集中して時間を使うかで大きく人生が変わると信じています。

それと、大切なのは気持ちの持ち方。

ポジティブな気持ちを持って物事に取り組まないと集中できません。

一日一日を充実させ、ベストを尽くせたと寝る前に思いたいですね。

 

 

 

 

英語発音矯正『言葉が「通じない」を科学し、 「通じる」に変える会社「プロンテスト」』

第9回教育ソリューションに先輩が出張して、

教えてくれたのが、株式会社プロンテスト。

www.prontest.co.jp

わたしたちは、

言葉が「通じない」を科学し、

「通じる」に変える会社です。

このフレーズとてもかっこいい。

どのようなことをしているかというと、

英語の発音矯正ソフトを作っている会社のようです。

 

早稲田などの有名大学にも導入されているようで、この先期待される会社ではないでしょうか。

 

うちの学校でもぜひそのソフトを導入される日が来るかも。

 

実際どんなソフトかというと、動画があります。


「発音検定®」チュートリアル

 

少し前に、人気になったUDA式発音PROを思い出されます。

UDA式発音PRO - 英会話発音矯正ソフト

私、発音PROを購入した人間ですが、続かなかった…。

その理由は、FEEDBACKを受けて自分では直しているつもりなのですが、

なかなか発音が改善されないということ。

そして、機械相手なので、心が通わない。→飽きてしまう。

こんな事態に陥りました。

ソフト自体は当時本当に革新的だったと思います。

 

個人的には、継続して練習できたのは、オンライン英会話のhanasoの発音トレーニングです。

www.hanaso.jp

半年くらい継続してお気に入りの先生のレッスンを受けました。少しは改善されたような気がします。

hanasoの良かったところは、教材のデザインが見やすく、発音矯正用の講座があったところです。DMMよりも個人的にやりやすかったです。

 

話を戻しますが、動画からもわかるように、この発音検定というソフトはかなり丁寧に作られています。

ガイドに従って進めるだけで、レッスンが進められ、発音のトレーニングができます。

気になるのは発音矯正の精度ですね。

こればっかりは体験してみないとわかりません。

体験できる機会があれば感想を書きたいと思います。

 

第9回教育ソリューションに参加した先輩は、これからの教育改革の勢いを感じたようでした。

英語教育もコンピュータベースになっていくんでしょうね。

英語教師は何を教えていくことになるのか…。

そこをしっかりと見据えていかなければならないと思います。

 

 【関連記事】

english1987.hatenablog.com

 

 

 

休まないことが美化される教育現場

blogos.com

私はだいたい月曜日から金曜日まで、7時半から20時半まで学校にいます。

土曜日は、午前中授業で15時ごろに学校を出ます。

日曜日も準備のため出勤することも珍しくありません。

昨年までは、22時まで平気で学校にいました。それでも授業準備、会議、生徒指導、分掌の仕事など仕事は溜まっていく一方でした。

「教育は無限」だけれども、「教員は有限」なのだ。だから、教員は疲弊していく。 

 上の言葉は、言い得て妙です。疲弊し、質が下がる、それを避けたいと思っています。

疲れた顔で生徒の前に立つことほど、辛いことはありません。

自分の仕事が何なのか、頼まれたら何でもYESということが正しいことか疑問に思いました。

私は自分の仕事をマネジメントすることも大切だと思っています。

自分のキャパシティを超えないように、見極めるこれも仕事です。

「子どものため」に夢中になって職務に没頭していく。それを教師のあるべき像として讃えるかぎり、どれほど教員の仕事が増えていっても、それをこなしていくことが正当化され、長時間労働の問題はまったく見えてこない。

 教育という仕事は、たしかに子どもの未来をつくりだす、尊い仕事である。だが、だからこそ先生たちには健全な労働者として過ごしてほしい。疲れ切った労働者のもとで、よい教育が生まれるとは、私には思えない。

「生徒のため」という言葉ってもろ刃の剣のような気がします。

そういう気持ちも大切だと思うのですが、なんでもそれで許されていいのかは疑問です。

同僚にも、この言葉を胸に40度の熱を出しながらもテスト作成に勤しんでいた人がいます。さすがに夜間救急に行き、ダウンしました。

やはり学校は休まないことが美化される現場となっています。

上手に勤務を管理していく必要があると感じます。

 

 

小学校は英語力重視で教員を採用

benesse.jp

2020(平成32)年度から全面実施される小学校の次期学習指導要領では、高学年で英語が教科になる他、現在は高学年で実施されている「外国語活動」が3・4年生に前倒しされることになっています。ここで問題となるのが、小学校教員の英語力です。大学の小学校教員養成課程では英語を学ばないため、多くの小学校教員が英語の指導に自信がないというのが実情です。

英語を教えるレベルに達している先生って少ないと感じています。

私自身もそのレベルに達していないと感じます。

それでも、従来の日本語ベースで文法や長文を教えることはしています。

しかし、納得のいく英語教育ができているかといえば、残念ながらそうではありません。

自己研鑽に留学を考えてIELTSの勉強をしています。

私は英語を教えることで働きたいと思っているので、英語に時間を費やすことが苦になりません。

小学校の先生は英語以外にもやることが多いのでそうはいかないでしょう。

国民全体の英語力の底上げをしないと日本における英語教育は成立しなくなっていきます。

英語を教える教員の質を上げないと学習者も英語の力が伸びないと思います。

英語の四技能を計測する試験を大学入試に導入し、四技能を伸ばす取り組みが確立していくことが英語教育の質を変えるのではないでしょうか。

数十年前から日本で続く英語の試験は今変わりつつあります。

2020年には、外部の試験(IELTSなど)を大学入試に代用できる可能性が高いと言われています。

世界標準の英語試験を受けることが必要になってくると、教員も変わらないといけなくなります。

「日本と英国における教員就職状況と教員の資質向上策」を読んで

日本と英国における教員就職状況と教員の資質向上策

http://www.jsps.org/advisor/documents/2009_report_Kaneko.pdf

上記の記事をたまたま見つけました。

少し古い記事ではありますが(大体10年前)、IOEについての記事は気になる内容でした。

もう少し似たような最新の記事があれば…。最高ですが…。

2教職員数及び役割

スタッフは、コースリーダー1 名、レクチャラー3 名、事務職員 1 名の構成である。

コースリーダーとレクチャラーの計 4 名が約 30 名の学生を担当している。特にコースリーダ ーは、すべての業務に携わりコース全体のケアをしている。

学生は、相談や質問がある場合は、適切な各担当者に相談することになるが、ほとんどは学 生個人の詳細な情報を持っているチューターに相談することが多い。

モジュールリーダーは、学生がモジュール(授業)を選択する際のアドバイスを、レクチャ ラーは学生のレポートの添削を最終提出まで面倒をみている。また、MA TESOL の学生はほぼ 全員がすでに職を持っているためキャリアアドバイスを行う必要がない。修了後は、各自元の 職場へ戻ることがほとんどである。Ms. Peries の主たる仕事は、事務的手続きに関する教員へ のサポート、学生や外部からの MA TESOL に関する質問への対応である。

 これを読むとわかるように、IOEのMA TESOLはかなりサポートがありますね。

チューターに相談できるのはありがたいかもしれません。

5留学生へのインタビュー

現役高等学校英語教員であり、文部科学省の大学院修学休業制度(※6)を利用して 2009年 10 月より MA TESOL に在籍している留学生にインタビューを行った。

・IOE 選択理由

教育分野において圧倒的に RAE のランクが高く、大学時代の教授も一流の大学だと推薦していたこと、また IOE のホームページで特徴として挙げている図書館の充実や周辺環境がよいことなど。

・授業

1モジュール(1授業)3 時間と長いが週に 2 日登校しているだけである。そのうち 1 日は 2 モジュールあるため、1 日中授業である。また、補習授業が充実しており目的に合わせて受講している。

・学生

IOE では、様々な国籍の留学生が学んでいる。各国の留学生が英国に集まるのは、英語圏で あるという理由があると思う。また、近年日本は留学生獲得に力を入れているようだが、日本で留学生を大量に受け入れるだけではなく、留学後のケアが重要となってくると思う。

・生活

学生個人にチューターがついており、細かいケアをしてくれる。学生は生活面、勉強面など あらゆる相談をこのチューターにすることになる。チューターは、学生の詳細な個人情報を把 握しており、一人ひとりに合った助言を行う。

RAEのランキングの高さは魅力的だと思います。

2014年のREFのEducationのランキングは以下のとおり。

1. Oxford
2. King’s College London

3. Nottingham
4. Sheffield
5. Cambridge
6. Durham
7. Cardiff
8. Exeter
9. Birmingham
10. Bristol
11. UCL A: Institute of Education

https://www.timeshighereducation.com/sites/default/files/Attachments/2014/12/17/g/o/l/sub-14-01.pdf

 学部で見るとまた印象が変わりますね。

ちなみに現在のホームページの情報によると、

Applicants normally need at least two years' full-time language teaching experience or part-time equivalent post first degree.  

 普通、少なくとも2年の教壇経験が必要ということです。

現在はどのような様子かはわかりませんが、貴重な情報ではないかなと思います。

 

次に教員の資質向上策についてであるが、日英ともに教員の資質向上を重要課題とし、改革 に取り組んでいる点では同じである。教員の研修機会を増やし、さらなる経験を積ませるとと もに改善を図っていくことは大変重要である。それと同時に、多忙である教員をサポートする システム構築も必要である。先にも紹介したが今回インタビューを行った MA TESOL の留学生 は、大学院修学休業制度を利用して留学しており、この制度も教員の資質向上、また今後の教 育現場における教員の指導力の向上・改善に有効である。留学生本人も学校を離れ、自分と向 き合う時間ができ、更なる自己研さんの機会を得たことに満足しているとのことであった。た だし、大学院在学中は、給料は支払われず、学費は自己負担である。経済面での支援が今後の 課題であろう。

 このように、まとめられていますが、10年経った今も同じ問題を抱えていると思います。

これを打開するきっかけになればと思うのが2020年の教育改革だと思います。

英語の大学受験が変わることで、教員の進むべき道も今までとは変わってくるのではないでしょうか。

もっと海外留学を経験した英語教員が増えていくのではないかと期待しています。