C'est la vie

セラヴィ。「それも、人生」という意味のフランス語。教員を退職し、もう一度英語を学び直したり、価値観を広げたいと思って活動中。

TESOLについて1冊目に読みたい本『世界で活躍する生徒を教える英語の先生になるための本』

インテソルジャパンというTESOLを通信教育で行なっている会社の宣伝本のようなものです。 

世界で活躍する生徒を教える英語の先生になるための本

世界で活躍する生徒を教える英語の先生になるための本

 

 しかし、TESOLに興味を持った人のイントロダクションとして読むには最適だと思います。

そもそもTESOLについての書籍はあまりありません。

 

徹底解説TESOL留学ハンドブック

徹底解説TESOL留学ハンドブック

 

 上の本は少し専門的な内容になっていますので、興味を持ち始めたばかりだという人には『世界で活躍する生徒を教える英語の先生になるための本』をオススメします。

ネットで調べるよりも、体系的でTESOLを取得してみたいなと思える内容になっています。

ただ、肝心なTESOLの中身は具体的にあまり語られておらず、抽象的です。

中身を語ることはできないのでしょうね…。

 

私がこの本から学んだこと

・英語の授業では生徒をニックネームで呼んでみたら?

→実際授業で英語を使うことをためらう生徒が多いので、英語の授業は別人になりきるくらいでいいかもしれないなと思いました。

 

・TESOL、TEFL、TESLの違い

→TEFL(Teaching English as a Foreign Language)は英語圏以外の国で、英語を母語としない生徒に英語を教えること。例:日本で英語を教える

 TESL(Teaching English as a Second Language)は英語圏の国で、英語を母国語としない生徒に英語を教えること。例:アメリカで移民に英語を教える。フィリピンで英語を教える。

 TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)はTEFLとTESLの両方を含んだ包括的な言葉。

正直、これを読んでやっとスッキリしました!

 

・TESOLの主な種類

→Certificate in TESOL:英語学校などで修得できる。期間は学校によりけり。

 Diploma in TESOL:200時間から400時間の学習時間からなる資格。

 Postgraduate TESOL: 大学で半年から一年かけて修得する資格。

 MA in TESOL:大学院で修得する資格。1〜2年かかる。

色々あるので、慎重にどれを受講するか考えていきたいですね。

 

学ぶにもお金がかかります。本当に自分にとってベストな選択かどうか、調べないといけませんよね。TESOLについて考えられている方がおられたら、まずこの本が良いかもしれません。

 

 

 

 

神戸の中1、なんとTOEIC980点! 海外生活はゼロ

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英語ができることよりも、2カ国できるということがすごいですよね。

私がマレーシアに大学のフィールドワークに行ったときに、現地の大学生は中国語、英語、日本語、マレー語の4ヶ国語を使ってました。

海外に行くと、数カ国語使える人が少なくないと思います。

日本では大変珍しく感じますが…。

英語との出合いは3歳のころ。語学が好きな母親の純子さんに外国人が英語で保育をする教室に連れていってもらった。簡単な幼児レベルの英語はここで覚えた。「外国の家庭の子が家族の話を理解するように分かっていったのでは」と純子さん。教室をやめてからも、忘れないようにとインターネット電話「スカイプ」で1日25分、フィリピン人の先生相手に英語を習い、聞く力も鍛えた。 

 オンライン英会話が流行っています。

私の勤務先の学校では、年12回オンライン英会話の導入が決まりました。

マンツーマンの英会話は、日本ではなかなか得られない経験でしょう。

私自身、DMM英会話、hanaso、アルクオンライン英会話を経験しました。

どれも、英語をアウトプットするという意味で効果的だったと思います。

特徴をあげると

・DMMは安く、講師がバラエティ豊か。国籍が多国籍なイメージでした。

・hanasoは、フィリピン人講師で、質はまあまあのイメージです。とても発音が綺麗な先生がいらっしゃったので、発音矯正のテキストを進めていきました。その先生は予約がなかなか取れなかったので、プレミアムチケットという予約を優先的に取れるチケットを購入していました。月1万円くらいかかっていたと思います。

アルクはネイティブ講師メインで、かなり値段が高かったです。月3万円くらいかかっていました。私自身、フィリピン人の先生で、十分勉強になるレベルだったので、アルクは長く続けませんでした。

英語の絵本にも夢中になり、初めは読み聞かせをしてもらっていたが、すぐに絵本は卒業し、小説にのめり込んでいった。自宅の本棚には「ハリーポッター」や「ウォリアーズ」など愛読書がずらりと並ぶ。

 「辞書は引かない。分からない言葉でも次に出てきたときに辞書になる」。最初は言葉の意味が分からなくても、違った文脈で何度も使われることで、その言葉のイメージを膨らませ理解していくという。 

 これを小学生時代に、やっていたとは、驚きです。賢いですね。

私も、見習いたいです。

世の中には、すごい中1がいる者です。「好きに勝る才能なし」ということでしょうか。

英語ができる中学生から、脱皮し、将来何を成し遂げるのか楽しみです。

これだけ努力し、極められる子ですから、きっと他の分野に興味を持つとすごい力を発揮するのでしょう。

 

私もモチベーションが上がる記事でした。

 

言葉について考える『心が叫びたがってるんだ。』

オススメ度★★★★☆

 【テーマ】文化祭、自己表現がしづらい、コミュニケーション、言葉

 青春もののアニメをみてみました。

学園者ということで、何か面白い気づきがあるかと期待してみましたが、なかなか生徒にも見せてあげたい内容だなという感想です。

あらすじはこちら

www.youtube.com

 

以下、印象に残ったセリフを紹介します。

主人公の女の子のセリフです。

『いい加減にしろ‥!!!消えろとか‥そう簡単に言うなっ!言葉は傷つけるんだからっ!絶対にもう取り戻せないんだからっ!後悔したって、もう絶対に取り戻せないんだからっ!!!!』

学校生活の中で、言葉で人を傷つけたり、傷つけられたり、日常茶飯事に起きてきます。実体験に勝るものはないと思いますが、映画の中で大切なことを伝えてくれていると思います。自分の言葉、人を傷つけてない?と一度振り返りたいテーマです。

 

主人公が想いを寄せている男の子のセリフです。

『確かに。俺も最初は正直どうでもいいと思ってた。けど、1人でも本気な奴がいるんなら、そいつに乗っかって、必死こいてやってみるのも面白いんじゃないか、って思ったんだ』

文化祭で、クラスでの温度差があるってこと、よくありますよね。そんな状況で言われたセリフです。最初は面白くないって決めつけてたことも、一生懸命やってみると面白かった。そんな経験ありませんか。つまり、面白いから一生懸命になるのではなくて、一生懸命やるから面白くなるのだと思います。

 

文化祭前の人間関係がもつれる前に、一度生徒と見ておきたい映画かもしれないなと思いました。

毎年何かが起きるものです。それを通じて人との関わり方や人の気持ちを考える機会になっているのだと思いますが。

うまくコミュニケーションをとることができない生徒はやはりいると思います。そういう生徒にも何か理由があるという視点は教師として忘れてはいけないことだと思います。

それをもう一度考えさせてくれました。

 

ちなみにこの「心が叫びたがってるんだ」は2017年7月22日に、実写版映画が公開するみたいです。

こちらもチェックしたいですね。

kokosake-movie.jp

 荒川良々さんが教師役で出演するとは…。

どんな映画になるか楽しみです。

 

 

英語力が高ければ、優秀な英語教師になれるのか

headlines.yahoo.co.jp

 

上の記事の言いたいことに共感します。

「教員の全国1位はうれしいのですが、あくまで生徒の学力を伸ばすのが教育ですからねぇ。課題として取り組んでいきたい」(高校教育課)と複雑な様子。香川だけではない。熊本(4位)、愛媛(6位)、佐賀(7位)など教員上位県の生徒は平均未満。

“優秀な先生に優等生”とはなっていないのだ。

英語教師は確かに英語力が高いに越したことがないし、高い英語力が求められる職業だと思います。

英語という科目は、年々コミュニケーション能力を重視する傾向があり、4技能(聞く・読む・話す・書く)のバランスが求められています。

英語を使う姿を生徒のモデルになってやらなければなりません。

例えるなら、体育に似ていると思います。

体育の先生が運動が下手だったら、説得力ありませんよね?

英語教師も同じことが言えます。英語の先生の英語が下手だったら説得力がありません。

一昔前は、カタカナ発音でも許されてきたかもしれませんが、現在はそういうわけにも行きません。

若い世代は、留学経験のある教員が増えてきたと感じています。

英語を実践的に使える先生が増えています。

 

しかし、英語を使えるだけでは生徒はついてこないと私は思います。

教師は、リーダーシップ・カリスマ性・ユーモア・誠実さなどをバランスよく兼ね揃えなければ、生徒がついてこないと思います。

先に生きる者として、経験・知識も必要です。

そして、教科を教える場面で必要になる力には、わからない人の気持ちに立てるかが重要になると思います。

「自分の成績が悪い先生は教える際に、生徒の目線に立って工夫したりと、上手に教える傾向があります。今回の結果はその表れかもしれません。文科省が生徒の成績と並べて教員の成績を公表することは問題です。これでは、教員は自分の“英語力アップ”に走ってしまう。英語ができることと、教えることは別物。鍛えるべきは“教えるスキル”です」(大阪産業大客員教授の八幡義雄氏=教育学)

私自身、英語が苦手だった人間です。だから、何がわからないかは少しわかる気がします。

また、自分が英語の成績をどうやって伸ばしたのか、何が必要なのかも私の経験上の話がすることができます。

そこは、自分にとっての強みだと思います。

しかし、私の経験は私の枠を超えてませんので、様々な生徒がいる中、全てが通用するわけではありません。

実際、ほんの少ししか当てはまらないという感覚を持っています。

様々な実践を見たり、書籍で研究して、常にベターな授業を目指して行かなくてはならないでしょう。

 

 

教員の留学①

私自身、英語力についてコンプレックスがあります。

英語の勉強は教員になってからも継続的にやっていますが、まだまだ…という気持ちが強いです。

どうにか、ブレイクスルーしたいという気持ちが教員歴を重ねるごとに強くなります。

今年で30歳を迎えます。

ここ数年一度教員を退職して、留学して本気で英語を勉強し直したいという気持ちが強まってきました。

海外で生活して英語を学ぶ意味を理解したいという気持ちもあります。

留学する・しない、どっちがワクワクするかで考えると、やっぱりするという選択がワクワクします。

しかし、今の職場には感謝の気持ちがいっぱいありますし、同僚にも恵まれ、良い環境で仕事をさせてもらっています。

じっくり留学するかどうかを考えたいと思い、情報を集めている最中です。

メールでの無料相談などを試してみたりしていく中で、この度、実際に留学のカウンセリングを受けてきました。

そこでわかったことを記しておきたいと思います。

 

カウンセリング前

・場所はカナダ(イギリスが第一希望だがワーホリビザの取得の難しさからカナダに変更)

・ビザはワーキングホリデー

・期間は一年以上

・TESOLを取得したい

・予算は300万

 

カウンセリング後

・場所はアメリカ

→条件を満たす学校で九ヶ月以上勉強すると、OPT(オプショナル・プラクティカル・トレーニング)として最長十二ヶ月就労することができるアメリカの仕組み。私は、現地で働くことは、スキルアップに不可欠だと考えていたので、理想的な仕組みだと思いました。

・期間は2年

→OPTを活用すれば、一年目は学校で学び、2年目は働くというプランが立てられます。退職して海外に行くという決心をするからには、かけがえのない経験にしなくてはなりません。もう二度とこんな期間は取れないでしょうから、ある程度の期間と中身のある留学を目指したいです。

・TEFLの取得

→私が見る限り、アメリカではTESOLよりもTEFLが一般的のようです。正直TEFLとTESOLの違いがよくわかっていません。もう少し情報を集めてみたいと思います。

・予算は最低500万

→アメリカの学校の授業料は高いです。三ヶ月で約100万くらいかかりそうです。2年間の滞在費を考えると、500万でも少ないとおっしゃられてました。節約が必要です。留学経験のある友人に相談すると、「500万円を出すのはリスクが高すぎる。海外に留学するなら、学位をしっかり取り、英語以外のスキルを身につける方が良い。今、成功する留学は英語を学ぶためでなく大学で英語ではないスキルを身につけることではないか。」と言われました。英語だけを学ぶ方法としては、500万円の価値はないだろうということです。納得します。

・TOEICで入学要件を満たすことができる

IELTSやTOEFLが一般的ですが、アメリカの学校にはTOEICも入学要件にしている学校があります。IELTSやTOEFLのようなリスニング・スピーキングの難しい試験よりも、TOEICの方が日本で勉強しやすいと思いました。

 

現在情報を集めています。英語を本気で学びたいだけなら、もっと違う選択肢があるかもしれません。

 

留学で夢もお金も失う日本人~大金を投じて留学に失敗しないために~ (扶桑社新書)
 

 この本を現在読んでいますが、なかなか留学事情は厳しいということがわかってきました。特に、アメリカの学費はリーマンショック以降うなぎのぼりのようです。この本の感想も後日書きたいと思います。

 

 

調べ学習の道しるべ『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』

オススメ度★★★★☆

【テーマ】調べ学習、平和学習、戦争

www.youtube.com

この映画は実話を基に作られた映画のようです。

貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校の新学期。様々な人種の生徒たちが集められた落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任してくる。
「教員歴20年。教えることが大好きで退屈な授業はしないつもり」と言う情熱的な彼女は、歴史の裏に隠された真実、立場による物事の見え方の違い、学ぶことの楽しさについて教えようとする。だが生徒達は相変わらず問題ばかり起こしていた。ある日、アンヌ先生は、生徒たちを全国歴史コンクールに参加するように促すが、「アウシュヴィッツ」という難しいテーマに彼らは反発する。ある日、アンヌ先生は、強制収容所の生存者レオン・ズィゲルという人物を授業に招待する。大量虐殺が行われた強制収容所から逃げ出すことができた数少ない生き証人の悲惨な状況を知った生徒たちは、この日を境に変わっていく―。

http://kisekinokyoshitsu.jp/story.html

落ちこぼれクラスの生徒たちが、「アウシュヴィッツ」をテーマにコンクールに出場します。

最初は、勉強に対してのモチベーションがなく、消極的だった生徒が歴史を学ぶに連れて、勉強という感覚を忘れ、調べ学習に没頭していきます。

テーマは「アウシュヴィッツ」ということで重いですが、生と死について考えていくことや歴史を学んでいくことが自分たちと関わりありものだと実感していきます。

そして、担任の先生が知識が豊富であり、また生徒のやる気を引き出す力が高いです。

実際に記念館に連れて行ったり、収容所にいた人に話をしてもらったり、調べ学習に大切なことを伝えてくれます。

今、調べ学習のやり方に悩んでいる方がいらしたら、参考になるかもしれません。

また、この先生の生徒に対する毅然とした姿勢と情熱、そして生徒を信じる姿勢は、教員として大切なことを伝えてくれます。

上で落ちこぼれクラスと表記しましたが、実はエネルギッシュで人情の熱い生徒たちだったと思います。

これは、教員の持っていき方次第で、生徒は変わるということを改めて感じさせてくれます。もしかしたら、この生徒たちは人生が変わったかもしれません。

高校の落ちぼれクラスを舞台に、劣等生たちの学校・社会に対するやり場のない怒りや、生徒同士の民族的・宗教的な対立という問題も描いている。そんな集団をアンヌ先生は指揮し、全国歴史コンクールに入賞するという目的に向かうクラスへと変貌させる。もちろん最初はコンクールの課題となる「アウシュヴィッツ」という難しいテーマを前に生徒達から不満が噴出する。だが、強制収容所の生き残りレオン・ズィゲルの証言を聞いた日を境にクラスは変わる。この生き証人が生徒達に自らの恐怖と希望の体験を語り、生徒達は“本当”にそのホロコーストの記憶にノックアウトされるのだ。ワンテイクで撮られたこの強烈なシーンでは、クライマックスに相応しい圧倒的な感動が押し寄せる。歴史を知ることがいかに思春期の人生をひっくり返す作用があるか、学ぶことこそが未来を変えるエネルギーになりえるか、教育の大切さを教えてくれる真摯な映画だ。

http://kisekinokyoshitsu.jp/introduction.html

勉強とは机についてすることだけではありません。

好奇心を引き出し、知りたいという気持ちを育むことで、人は勝手に勉強するのかもしれません。

我々教員の責務は非常に大きいものだと思います。

知識を得、その知識を若い世代にどういう風に伝えるか。

どのように心を揺さぶるか、ただ教科書を読んでいる授業では駄目だと思います。

 

 

英語を学ぶことは終わコンか?!Skypeが瞬時に日本語翻訳。これから英語を学ぶ理由とは。

news.tv-asahi.co.jp

英語や中国語など10の言語に対応し、言語の異なる相手と会話してもソフトが瞬時に相手の言語を認識し、日本語に通訳してくれます。

ほとんど、同時通訳です。ドラえもんの道具の「ほんやくこんにゃく」ですよね。

英語教師にとって英語を教える意味を再考しなければならない時代がやってきました。

まずは上の記事をご覧ください。

どれくらいの精度かは実際には確認していませんが、簡単な文は瞬時に翻訳してくれそうな感じです。

www.youtube.com

イメージはこの動画の通りです。

いずれは、英語を学ばなくても自動翻訳が発展し、コミュニケーションが可能だと思っていました。

しかし、私の予想以上に早いスピードで実現しそうです。

 

なぜ英語を学ぶのかという問いの答えとして、私は「英語の情報は日本よりも豊富で、進んでいる分野が多い。だからこそ、最新の情報を得て、世界をより良くするために英語を学ぶことが必要だ」と信じてきました。

もしも、翻訳機能が進めば、そこに時間をかける必要性はなくなるでしょう。

そうなれば私の中では、当然英語を学ぶ理由もなくなります。

もう一度英語を学ぶ理由について考えたいと思います。

 

これから英語を学ぶ理由

・心と心をつなぐため

→コミュニケーションは、気持ちを繋ぐものです。確かに表面上の情報は自動翻訳で伝えることができるでしょう。しかし、自分は意図するテンションで話してくれるでしょうか。私たちは微妙なニュアンスを言い方で表現しています。私は、自分のテンションまではコンピュータが翻訳することは当分不可能ではないかと感じています。

・自分の本当に伝えたいことを表現するため

→例えば日本語と英語は一対一ではありません。その言語でしか表せない微妙な気持ちもあると思います。 「もったいない」はやっぱり「もったいない」でしか表せないのではないでしょうか。言語にはこういう例がたくさんあるはずです。自動翻訳で本当の気持ちを適当に他言語に置き換えられては困ります。心と心をつなぐことにも関連すると思いますが、本当に伝えたいことは自分で勉強して経験の中から表現するしかないのかもしれません。

人工知能を鵜呑みにしたくないから。

人工知能の翻訳をチェックするのは誰なのでしょうか。少なくとも自分ではありません。本当に伝えたいことが正しく伝わっているのか。それをチェックするのは自分でありたいものです。自分の責任で失敗することは、諦めもつきますし、自己責任だと思えます。例えば、自動運転システムで事故を起こすのと、自分で事故を起こすとするのでは捉え方が違いませんか。自分で運転するなら、納得するまで最大限の注意を払えます。

 

とはいえ、自動翻訳の流れには抗えないのが現実

 自動化の流れはこの調子でどんどん進んでいくと思います。

そんな中で本当に英語教師として生き残っていくのは厳しい世の中になることでしょう。

機械が教えられないことを教えられる人材にならなくれはなりません。

それを見つけることが大切になっていくと思います。

その答えはまだ明確に私には見えていません。

これから英語を学ぶ理由として、今感じているキーワードは「言葉のニュアンス」「文化」「コミュニケーション」「専門的な分野」「経験」「最新の概念」です。

いづれもコンピュータが表現しづらい分野だと思います。

これからの英語教育に求められるものは何かアンテナを張っていきたいと思います。