【書評】バッタを倒しにアフリカへ
子供の頃、どんな夢を見ていたっけ?
30歳を手前に(当時)思い出せない自分がいる。
2017年の夏の終わりに一冊の本に出会った。
怪しいタイトル、怪しい表紙。一度手にとって、思わず返した。
しかし、引っかかる。
もう一度本をとってパラパラとめくる。
筆者は昆虫学者で、怪しいサバイバル本ではないようだ。
バッタが好きすぎて、バッタの本場のアフリカに行って研究している。
その滞在記みたいだ。
安心して購入した。
家に帰って、この本を読み始めた。
内容は一人の男が人生をバッタにかけるというものだ。
共感するところがたくさんあった。
私も人生を「英語」にかけたい。
私も自分の貯金をはたいてイギリスに行って英語教授法を勉強しにいきたいと思う。
正直、いまの学校で専任教諭になっているのでそのポジションを捨てることは、馬鹿でしかない。
日本でも英語の勉強をすることはできると思う。
しかし、文化を肌で感じたりすることはできない。
世界中に英語教員の仲間を作り、価値観を広げたい。
もっと英語を磨いて、世界で通用する英語を日本で教えたいと思う。
そのために、自分の安定を優先するのではなく、成長を優先させたい。
著者がバッタに人生を賭ける気持ちを応援したくなる本だった。